ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

夏から秋に飲んだ安ワインですが、これまでに書いていないものをいくつか

2021-10-09 09:50:50 | グルメ・酒・ワイン

 夏場の軽井沢で飲んだものから秋口に横浜に戻って飲んだものまで、毎日がほぼ安ワインであるがこれまでに書いていないと思われるワインについてのコメントを、今回も中には2年前から軽井沢で寝かしておいたものもありますが直前に初めて買ったのも、冒頭写真はつい最近の夕食で飲み比べたりしたもので、時には飲み残し2本に更にということもたまにありますから。

●ロング・パス カベルネ・ソーヴィニヨン 2020

 まず最初は最近初めて買って飲んだばかりのロピアで549円の格安カルフォリニアワイン、サイト安ワイン道場で78点を付けていたので、早速にも期待して飲んでみたらまず香りがこの値段とは思われない素晴らしさ、味の方もカルフォルニアらしい華やかさがあってやや甘めながら美味しいワインの要素を網羅している、しかし飲みなれている者からすると全体的にはうわっすべりしているような、厚みというか奥行きというかパワーというか、それらは本格派には及ばないが、税抜きワンコインのワインとは思われないのは確か、二日目は少しではあるが複雑さが出てきたがややエグミも、この価格帯では軽井沢ツルヤのトキ・アンディーノ カベルネ・ソーヴィニヨンの厚みはあるがやや華やかさに欠けるものとの中間になればいいかもと、この二つのブレンドを敢えて試してみたら、両者の良さが合体中和するようなことはないですね、逆にそれぞれの個性が消えてしまったような、交互に飲んでみるぐらいにしたほうがマシかな、冒頭写真はその際にもう一つあったトゥルッリのプリマティーヴォと一緒に写しました、でも前二者の倍ぐらいの値段でこのトゥルッリの味は本物です、1000円ソコソコでも美味しいワインはありますがワンコインで期待するのは無理ですかね。

                                      

 これは向かって左がこのロング・パスで右がチリ産のトキ・アンディーノのコルクで、どちらも品種はカベルネ・ソーヴィニヨンの2020年ものですが、南半球のチリのほうが半年は古いはずだけれど、このコルクに着いた色の差は気になりますね、カルフォルニアの有名なナパ産とラベルに書かれていたが、その地域でもここのブドウの本質は薄めということでしょうか、ここにも濃い味はできないのではと思いますがこの作り手はそれをどう補っているのでしょうか。

                                

●ベルモーロ サンジョヴェーゼ プーリアIGT 2020

 ツルヤのメダル受賞棚にあった中では安い方のプーリア産ワインでスクリューキャップもの、香りはまずまずでバランスがいい味わいで飲みやすいというのが第一印象、しかしそれは軽いからでプーリアに多いと思う濃さやパワフルさは全くなし、お値段なりというところ、二日目も変わらず、期待したのにメダルの意味が分かりませんでした。

                                       

●ヴィニャス・デル・ラストラ グラン・レゼルバ 2010

 ツルヤで割引価格726円で販売していたもので、ヴィンテージが2010年とあったので二つのメダル受賞ラベルについてはあまり信用しないがお買い得かなと、スペインのワインは熟成期間が長くても安めのものが多いけれど三桁は格安、肝心の味の方だがややザラツキ感があって品位にはやや欠けるものの、香りと濃い目の味はなかなか、何よりも熟成風味があるのがいい、その二日目は丸くなったというより逆に大人しめに、酸味がやや強めになった感じでピークを過ぎていたような、一日目で飲み切ったほうが良かったみたい。

                                        

●ラガルデ メルロ 2009

 軽井沢のツルヤでかなり以前に買ったワイン、当時に飲んで美味しかったので1本だけ残していたようで、ずっと忘れていたがもう12年も経つのかと、ピークが過ぎていないかと心配しつつ明けてみたらまだコルクはシッカリ、まず瓶からの香りの熟成風味が凄くてこれなら大丈夫と、口に含めば実に濃い味が広がりやはり衰えることなく美味しいワインです、アルコール度は14.2%と高いのもいい、半分ほど残してみた二日目は香りはそのままに味わいの複雑な要素は感じられるものの、柔らかくというよりもやや酸味が強まった分大人しめになっていた、僕は一日目のほうがいい、ややピークを過ぎていたかな。

                                        

●アスコニ カベルネ・ソーヴィニヨン グラン・レゼルヴ 2012

 以前になかなかの味だったモルドバ産のワインで1本だけ軽井沢でと持ってきていて忘れていたもの、2012年ものでもう飲まないといけないかなと、抜栓したら香りがまずバンときてこれも大丈夫、味の方も濃厚感があって問題なし、往時のままで熟成が進んだという感じはないような、その二日目は円やかになったというより落ち着き過ぎてしまった感じで濃縮感が減ってしまった、やはりもっと早く飲んでおくべきでしたかな。

                                       

●ポルタ 2016

 コストコの安ワインを軽井沢で2年間寝かしていたものの再味見評価をしてみたが、やっぱりいい熟成風味と丸味が加わっていて美味しくなっているのを再確認、今売られているのは2018年ものでこれは味わいは濃いものの喉越しがキツメで品がない感じは否めなかった、これがこういう風に化けてくれるとは予想外でした。

                                       


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