ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

今年も確定申告を済ましてから横浜アリ-ナ骨董市に

2012-02-09 16:42:30 | 工芸絵画骨董

 今年初めの横浜アリーナでのアンティークフェア(今回は初めて冒頭写真の新聞折込広告が入ってきた)は例年は15日過ぎなのに、どういうわけか今回は7日と8日となっていてどうしようかと思っていたのだが、送られてきた確定申告のための葉書に還付申請は15日から一ヶ月の申告期間の前からも受け付けるという小さな添え書きに気が付いて、それならどうせだから税務署からすぐの骨董市も廻ってやろうとフェア初日の7日に出掛けた。

 この日は朝から本降りとなって風も強かったし、今までの僕みたいに確定申告は2月15日からだと思っている人も多いのか、10時半に着いた税務署のe-申請作成コーナーはまだ空きがあってすぐにパソコンで作業開始、しかし年一回だけのことだから要領をよく把握していないため、ややマゴマゴして40分ほども掛ってしまった。

 そのあとすぐに横浜アリーナに向かい、昼時近くではあったが食事処で食べる時間を惜しんで近くのコンビニでおむすびだけ買って11時半に会場に入ると、この雨と風なのに好きものが多いんですねぇ、開場直後でももう大勢の鵜の目鷹の目連中でアリーナの広いスペースはラッシュアワー状態一歩手前となっている。確かこの週には後楽園の東京ドームでテーブルウェアというのをやっていて、そちらにも骨董ブースがあるためこちらをやめた業者も多いはずなのに、敢えて重なっているのに開催したのは何か理由があるのだろうか。これまでの葉書案内だけだと客の入りを心配して、今回初めて横浜地区に新聞折込広告も入れたんだと思う。

                     アリーナ入口

                     開場直後でこの状態

 こういう骨董市では毎年出店している業者は同じ場所にというのが普通で、ここでもいくつかは目を付けた店はあるけれど、もうあまり買うつもりはないからお遊びに徹してやろうというつもりで会場を一回りする。この骨董市は平日開催だから圧倒的に女性客が多いのも特徴かな。

 出店業者数は和様でやや和が多い220店ということであったが、このくらいの業者が集まると結構面白い珍品が見つかって何も買わなくても楽しいもの、それと今回初めての出店らしいというのに出会うとこんなものを扱っているのなんてこともあって。そんな中でちょっとばかり気になって写真を撮ってきたものをいくつか以下に、あくまでも僕の独りよがりの見方ですけどね。

                     映画パンフレットからですかね、これだけあるとビックリもの

                     北原さん効果かオモチャものは増えて

                     色絵で占領下のオキュパイドジャパンものは珍しいと思う

                     角皿5枚は九谷焼松本佐一作でこんなにモダンな絵柄も描くのね

                     最近この手の灯明皿をよく見かける

                           業者は朝鮮と言っていたが李朝に色絵があるのかな、犬山か古曾部かという猪口と同じ図柄の茶碗で、益々ミステリーに

                      一番右は街道を往くの挿絵を担当した須田刻太とあって、こういう絵も描いていたのかと

 会場内の古伊万里のいい物を並べている店の前に何処かで見掛けた骨董屋の若いのが居て、柿右衛門風のセット物を買っているところに出くわして、ここには出店できなくて客側で買出しに来ていたみたい。出店者とは顔見知りみたいで最近のニセモノの話などしているのを何気なく聞いていたら、最近のネットオークションの話があって、やっぱり手に取ってみないと分から無い場合があるから悪い物を掴まされる危険が多いと言っていたな。

 買わないつもりではいたのに二つばかり安いものをついつい、一つは最近はあまり出ているのを見なくなった着物の染め型紙を、もう一つは業者は京焼じゃないかというが絵が洒脱で面白かった丸鉢を半額に負けさせて。

                      型紙と丸鉢

 型紙は以前に買ったものを夜間照明用に使ったらいい雰囲気で、嫁が同じようなものが欲しいと言っていたからもう一つ造ってやろうかということで、これには女房も文句は言わなかった。丸鉢の方は以前にガラクタの中から拾い上げた犬山乾山の小さな角鉢と絵柄全体の感じが似ているのと土味も同じように見えたから。手に取ったら極めて柔らかいなという陶器で犬山より締っていない感じで楽焼風にも見え、そのため一ヶ所にカケがあったのだがそれを丁寧な金継で直していて、元の持ち主は大事に使っていたんじゃないかと。底に窯印があったがこれも文字が読めない、業者も分からないから安い値付けをしていたそうだがその半値ならまぁいいかとついつい買ってしまって、帰ってからこちらは女房に怒られてしまったな。

                      何故か坊主の絵の丸鉢

                           窯印が読めない


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