
10月の軽井沢には前半の10日間ほど滞在したが、その最後には春日温泉に一泊の予約を入れていて、直後の1日だけは山荘の片付けをおおかた済ませて、今年の山荘は閉めようかなと、でも横浜に持ち帰るものは一回では無理みたいで、日帰りとなってももう一度はこちらに来ることになりそうでしたが。春日温泉の宿はもちづき荘、これまでも山荘の開け閉めで早春と晩秋の寒い時期に泊まっている宿、松茸プランがあるのを初めて知って、今回はこれまでの鯉料理とは違う料理が楽しめそうと。
春日温泉は軽井沢からは1時間ほどの場所だから、ちょうど曇りで犬連れにちょうどいいから何処かに足を延ばしてから行けばいいかなと、この夏はあまりの猛暑に犬連れではとほとんど遠出することがなくて久しぶりに、安曇野ではやや遠過ぎ、高速を使えば小布施あたりならちょうどいいと、有名な栗のシーズンで賑わっていそうだが平日なら駐車場にも困ることはないだろうと。
小布施ハイウェイオアシスにはスマートICがあるけれど中野ICまで一気に、小諸ICからは1時間も掛かりません、北信地区までは時間的には早くなりました、ICから出た場所にはオラッチェというJAの農産物直売所があって最初にここに、税込み108円均一で何でもあり、リンゴなどは市場には出せないものを農家が持ち込むのでしょうか、やや難ありでも食べるのは問題なし、とにかくここは安いですねぇ、午前中であらかた無くなってしまうようですから早く行かないといけません。
そのあとの小布施には一般道ですぐの場所、中野や小布施には日帰りの温泉施設がいくつかあって日帰りなら利用するところだが、今回は温泉宿に泊まるので町巡りだけに時間をとることに、いつもの北斎館裏手の駐車場はあと数台というところで停められて、中心部は当然としてやや町外れまで歩ける範囲までブラブラと、ただ夜が御馳走だろうから昼は食事処は利用しないで簡単に済まそうかと、でも有名な栗モンブランの朱雀はもう受付終了となっておりました。
北斎館周辺の中心部
造り酒屋が1軒あります
茅葺のカフェ、ここはこれまで気が付かなかった
またも曳家で移築中の建物が、何の店になるのかな
栗の小径にて
今年初めての椿の花が
おぶせ栗で大きいのは高いです
店では一番離れた場所に岩崎という菓子とパンの店が、こちらで栗菓子を買ってお昼代りにしてしまった
丸々一個の栗が入っていた
この金曜日は明日からの六斎市の準備中で、六斎市のメインとなる通りは通行止めとなっていた
町巡りした後もまだ少し時間があると、高速道のスマートICがある小布施ハイウェイオアシスの中の売店などにも立寄ってみた、こちらではリンゴが多くて僕の好きなシナノゴールドがあったので少し買ったが、小布施の栗は大きいけど高いです、欲を言えば雑キノコ類を売ってくれたら嬉しかったのですが。
道の駅オアシスおぶせもここにあります
ここから見えるという北信五岳
戻りは湯ノ丸ICで降りて後は一般道で、宿のもちづき荘には4時過ぎに到着、連れて行ったゴン太は初めての車中泊となります、夕食前に食事を与えてから早朝まで寂し鳴きせずにお利口さんで寝てくれるかなと少々心配でしたが。
宿の駐車場の先に浅間山が
隣の宿のゆざわ荘は馬場が隣接、ここ望月は朝廷の牧があったところとか、11月3日には草競馬が開催されるというポスターが
この温泉は濃度は薄いがPH9.6という高アルカリの湯で浸かると肌がヌルツルとなる、もちづき荘は源泉かけ流し、カランからも源泉の湯が流れます
夕食は通常は佐久の名物の鯉の旨煮がメインでしたが、今回は松茸料理が中心で土瓶蒸し、焼松茸、すき焼き、茶わん蒸し、天ぷらと次々に、そして〆は松茸ご飯とお吸い物、それぞれの料理に使っていた松茸は適度で豪快さはないもののどれも香り豊かで信州産はいいですねぇ、お値段からはご立派です、来年もこのお値段でやってくださいなと。
夕食膳
前菜いろいろ 漬物とキノコ
デザートの水菓子 造里
ビール中瓶と冷酒4合瓶
土瓶蒸し
茶碗蒸し
焼松茸は炭火で
天ぷら
すき焼き
この牛肉も美味しかった
松茸のご飯とお吸い物
早朝にゴン太を見に行ったらまだ寝ていました、普段から昼間には車の中で長時間待たせていることもあるから抵抗力ができているのかも、それと夜から朝までの長い時間でもオシッコがもつ犬で、全く問題なしを証明しました、これなら旅に連れて行っても大丈夫ですね。朝のご飯をやってからまた待たせることに。
早朝の浅間山方面
食堂から南に蓼科山の頂上が見えます、この日は早朝の雲海から晴れに
朝食膳はいつも通り、小鉢類は自由にとってくるスタイル、僕は温泉粥も必ず、生野菜は兎じゃないからほぼ食べません
この宿は安い分人出を合理化していて、布団の上げ下げは自分でやらないといけません、お値段からはそのくらいなら文句なしです、いつも満室状態みたいで地元の団体客も多いらしい、ヌルツルの湯も人気があるのでしょう。
(追記)
昨日今日とテレビを見ていたら民放とNHKで、上田は別所温泉の松茸山のコース料理と、北信の小布施の栗とお庭御免の風習を放映していました。
松茸では信州ではマツクイムシにやられて枯れてダメになったところがかなりあるとか、別所でも被害があるようですが信州では広い地域で松茸が出るようで生産量は日本一じゃないでしょうか。佐久地方でも今年は豊作で各所の直売所でも売っていましたが例年よりの安め、別所温泉の松茸フルコースらしい食事料金は15000円からとなかなかなもの、今年の豊作ではこれでもお手頃価格ということだったんでしょうか、これなら松茸の量は少なくなっても公営の温泉宿であれば松茸プランで一泊できそうですね。
小布施ではウェルカムガーデンの看板が各所に出ていて素晴らしい個人庭園が多くあるのですが、これは江戸時代からのことというのはこのテレビで初めて知りました、冒頭のやましち山野草店や市村邸の庭などが映されていましたが、ほかにも見どころが多い街ですよね、いつも観光客で賑わっています。食事やスイーツに民芸工芸品などの店に温泉までもがあって、古民家を配した街並みや果樹園が広がるなどの景観の中に溶け込んでいますが、普通の民家の庭までもが面のように広がっていて、どれもが観光に寄与しているような、最近はスラックラインというのですかロープの上でアクロバティックに競技するスポーツでもここは有名だとも、以前は北斎館だけだったのが凄いことになりましたな、大手栗菓子業者などが音頭をとってきたとも聞きました。