
古牧温泉青森屋には日が暮れての到着、まずは宿の係員からの館内説明があって、聞けばもう何組かの団体ツアー客が入っているようで、夕食の時間はやや遅めからにしてほしいなどと、ブッフェスタイルなので特に時間制限はないけれど混み合うの避けるためとか、それでは温泉にユックリと浸かってからお言葉通りに遅めの食事にしましょうかと、さらに食後には何か趣向もあるようで客を飽きさせない工夫とは郷土色を強調したものらしい、いろいろと考えれれているようですね。
この宿の接客係は若い人ばかり、これは星野グループのスタイルのようで軽井沢の施設でも若手が多かったような、この宿で驚いたのは広大な敷地での建物配置でロビー以外の共有部分が地下なので方向感覚が狂ってしまうこと、一度説明を聞いただけではまごついてしまう、館内にあった案内図で確認しなおしておく必要があります、また暗くなって到着して翌日も雪だからと広い庭園側は見ずじまい、後で知ったが三沢駅もすぐ近くだったとは、全体の印象としてはやはりなかなかのサービスぶりではあったが、事前にいろいろ分かっていたらもっとの楽しみ方もあったかなと、季節を変えての団体ツアーがまたあったら参加してみようとも思わされましたよ。
広い敷地には驚いたが、池を周遊する庭園は見ずじまい、雪のある冬でもこちらを散策する人はいるんでしょうか
館内案内図、黄色が共有部分で地下となっています、手前側に下る斜面を利用しているようでそちらには開けて露天風呂がありました
客室、調度品小物類などにもちょっとばかり気が利いたものを、ただ古い造りをリニューアルしていて、暖房施設が昔のクリーンヒーターみたいで暑くて調整できず、寝るときは消してしまった
青森ということでねぶた飾りを多用、方言も生かしてじゃわめぐ広場と名付けられたところには舞台が
じゃわめぐ広場の反対側は弘前ねぷたが、広い空間全体に懐かしさを演出していますね
のれそれ食堂に通じる廊下の両側にも子民具などが飾られていて、東北の田舎に来たなぁと、我家にも飾りたいものもあって
夜の露天風呂にもねぶたが浮かぶ、僕は気が付かなかったが女房が露天の向こう側で笛を吹いていたわよと(パンフレットより)
温泉分析書、アルカリ性単純泉だがラドンを含有しているらしい
夕食はのれそれ食堂となっていて7時を過ぎてから行けばすぐに席に着けて、まずはブッフェ会場内の料理配置を確認、最初には出来合い料理を一通り、そのあとに実演料理をもらってきて、並べたてたところで食べ始める、というのも食べかけで何回も取りに行くのは面倒だから、これらを食べ終わって後は実演料理をメインに美味しかったものをお代わりする、郷土料理を意識したものがかなりあって工夫したという内容ではありました。
日本酒冷酒は一合ずつでした、瓶ビールもあるんだから300ml瓶を用意してくれてもいいのにね
まずは出来合い料理を少しずつ
ステーキ
貝焼とあったが、ホタテは刻んでキノコや野菜類と混ぜて味噌で焼くのが本来かと思っていたけど、これは丸のままで以前に食べたものと違っていた、以前のもののほうが僕はいいと思うが
天ぷらは海老中心で野菜はニンニクだけを選んで、右は鮭のなますだったか
ご飯代わりに黒カレーととろろを、とろろには海藻類を混ぜ込んで
女房はデザートケーキをとっていたが僕はアイスだけを、これは二人分です
最後はコーヒーで
食事を終えてじゃわめぐ広場まで戻ってきたらちょうど民謡ショーの開演時間、腹を宥めていくにはちょうどいいと空いていた席に、内容は30分ほどのショーで三番組構成となっていて最初が民謡と津軽三味線、その次が宿のスタッフによるスコップ三味線、最後がねぶたのお囃子となっておりました、こういう時も若いスタッフが中心でというのが活気があっていいですな。
民謡ショー
スコップ三味線
スコップ三味線は観客の参加も
最後はねぶたのお囃子をにぎにぎしく
翌朝は早起きして敷地内にある元湯という温泉にマイクロバスで、こちらは一般客も利用できる日帰り温泉施設で軽井沢のトンボの湯みたいな施設、ただしこちらは内風呂だけです。そのあとはまた宿にある浮湯に、昨夜あったねぶたは船に乗せられていたようで、朝はもう格納庫みたいなところに仕舞われています、元湯はサッと切り上げたがこちらでは少々長湯を、今日も天気には恵まれたようです。
早朝の客室からの眺め、すぐ前には線路があります、三沢駅が近いということでした
元湯の建物
朝食ものれそれ食堂でのブッフェで7時からのほぼ一番乗りで、汁物はホタテの味噌汁と郷土料理のけの汁があって欲張って両方食べてしまった、塩分過多と食べ過ぎです、でも朝も山芋に海藻のネバネバを混ぜてのご飯は健康的、残念だったのはヨーグルトが普通の味のものだったこと、前日のプレーンでも美味しかった岩泉ヨーグルトみたいなもっと濃厚なものを用意してくれませんかねぇ。
手前が僕の
けの汁とヨーグルトとフルーツとコーヒー、ヨーグルトはプレーンでは美味しくなかったのでいろいろ入れて
朝食を食べ終わってじゃぐめぐ広場とヨッテマレ酒場の中間まで来たらラジオ体操が始まった、津軽ラジオ体操と銘打っていたが、女房は体が覚えていたと一緒に体操していたが、僕はまったく記憶の外となっていて、少し身体を動かしたらイテテッとなってしまったわい、やはり参加者は少なかったよね。
短い一泊であったがこの宿の工夫はさすがでした、昨日がもう少しユックリの滞在だったらよかったのになぁと、まだまだ仕掛けがありそうで人気のほどは分かりましたよ。