
我家夫婦二人だけの新年のお雑煮は一日朝のみです。あまり僕が餅は好きでないこと、また格式ばったことに無頓着なこともありまして。
それでここに使っているお椀は年に一度だけのお出ましです。外見は黒塗だけで質素に見えるものの蓋の裏側には鳳凰の図柄を盛上げ、尾の先端には小さな螺鈿が入っているというサプライズを仕掛けているのが憎い。10客セットでの箱入りを川越不動骨董市で1996年に購入、以来毎年正月のみに使うだけ。
筑前煮を入れた伊万里の色絵鉢は近所の知合いの引越しに際し3年前に記念にと、縁に小さなホツが一箇所だけにあるのが残念だけれど頂き物だから。