この時期の軽井沢ではバラが盛りの時期ですが、山野草などはあまり咲いていない端境期、山荘の庭でも探せばいくつかは地味に咲いているものがあるものの、半分ほどは初夏からまだ花を残しているもので、新しい花ではウツボグサ以外は地味なものが多い、ほかにはややはびこりだしてきたのでどうしようかと思案している外来種らしいものがいくつか、この後の夏の花が待ち遠しい季節です。待ち遠しいといえば冒頭写真のブルーベリー、昨年に肥料をやっておいたら正直に今年の実のなり方が違う、これならジャムが作れそうです。
冒頭写真の部分拡大
まずは初夏から咲き続けているものを、タツナミソウは春からずっと花をつけていてやっとその数を減らしてきたところ、グランドカバーにいい植物で青紫と白の花がかわいらしい、隣にはイブキジャコウソウらしいのも咲き出したところです。
左下の花はイブキジャコウソウじゃないかと
白花
ミヤコワスレの花も長いこと咲き続けています、半日陰の場所なので花自体は目立ちますが本体はか細い感じですね。
ジエビネは遅く咲いたこれらの株でも花の終わり掛けとなっております、今年は多くの株で咲き続けてくれました、ナツエビネも芽が伸びだしてきて期待できそう、昨秋の肥料がこれも効いたのかな。
この時期になって咲いたものを以下に、アヤメは最後の花が一つだけ残っていてくれました、そのほかはこちらにいないうちに咲き終ってしまったようで既に種を膨らませていました。
今年になって各所で増えて出てきたのでビックリしたのがクモキリソウ、地味な花ながらランの一種でいくつかの場所で咲き出していました、6月上旬にはギンランも増えていましたが、ここの土壌が合っているのかなぁ。
テンナンショウなどサトイモ科の植物はこの時期からが盛りのようで周辺でも多く見られ、これは軽井沢で見つかったというカルイザワテンナンショウです。
もう一つは同じ仲間ですがヤマジノテンナンショウでしょうか、調べたら軽井沢の各所で見られるという説明があった図鑑の写真と似ていましたが。
これはツクシカラマツだと思います、花は今年初めてでそれも少しだけ、ここに定着はしてくれたようです。
キバナノヤマオダマキが咲き出しました、これも増えて数株が各所に、種で増えているようですがオダマキとしてはやや大き目の個体となるので場所を考えないと。
敷地内だけでなく各所ではびこっているウツボグサも咲き始めてきたところ、丈夫な植物ですねぇ、ドンドン増えてしまいますが、この時期の花としては濃い色で目立つのが取柄ですね。
敷地内を見回って見つけた蕾状態のものとしてはイワタバコぐらいでした、これは小さな株だったのが葉の大きさが手のひら大ほどに育ってきています。
以下は名前が分からなくて調べてそれかなぁという植物3種類です、まずはマンネングサの仲間と思われるがツルマンネングサかメキシコマンネングサか、勝手に増えてしまうので雑草扱いにしているのだが、咲けばこの時期にはキレイに感じられるので一部を残していて。
これはコナスビと図鑑にあった花にソックリだが葉の形状が違っていて、ヨウシュコナスビじゃないかと、日光を求めて地を這うように伸びて来るので縁に沿ってグランドカバーに使えるからと残しているが丈夫な植物です。
最後は植えた記憶がないのに見つけたナデシコ風の奇妙な花、調べたらカッコウセンノウというのに一番似ているが、何かの苗のポットに種が混じっていたのかな。