11月14日 (水曜日) 晴れ
天鐘(14日)コラム
「世界一の投手」「球速160キロ」「米国野球殿堂入り」。
大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(24)が花巻東高時代に立てた将来目標だ。
彼以外なら“笑止千万の戯言(たわごと)”だが、
ここまでやると早くこの目で見届けたくなる。
▼全米野球記者協会会員の投票でア・リーグの新人王に大谷が選ばれた。
本塁打を量産した大物新人に大差をつけた文句なしの選出で、
ベーブ・ルース以来の本格的「二刀流」が全米で驚きを持って評価された。
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▼投手で10試合に先発し4勝2敗、
打者では104試合で打率2割8分5厘、22本塁打、61打点、10盗塁。
ルースもできなかったシーズン、メジャー記録を次々塗り替えた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼6月に右肘靱帯を痛め、後は指名打者としての活躍。
27本塁打を量産した内野手との決戦になったが、
エンゼルスのソーシア前監督が「彼は何試合投げたんだっけ?」と
漏らしたジョークが全てを語っている。
▼初本塁打を放ちながら冷たく無視されたサイレント・トリートメントの洗礼も記憶に新しい。
「ねぇ、ねぇ」と抱きつかれた同僚が爆笑してネタばれしたが、
怪物の無邪気で明るいキャラクターが全米を虜(とりこ)にした。
▼岩手県奥州市が生んだ怪物は「無理」と言われるほど燃えるらしい。
術後の経過も順調で、来季はまず打席で“倍返し”の再起を果たしてくれるのでは。
前にも後にも道がない―そんな「世紀の二刀流」を目指してほしい。
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天鐘(14日)コラム
「世界一の投手」「球速160キロ」「米国野球殿堂入り」。
大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(24)が花巻東高時代に立てた将来目標だ。
彼以外なら“笑止千万の戯言(たわごと)”だが、
ここまでやると早くこの目で見届けたくなる。
▼全米野球記者協会会員の投票でア・リーグの新人王に大谷が選ばれた。
本塁打を量産した大物新人に大差をつけた文句なしの選出で、
ベーブ・ルース以来の本格的「二刀流」が全米で驚きを持って評価された。
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▼投手で10試合に先発し4勝2敗、
打者では104試合で打率2割8分5厘、22本塁打、61打点、10盗塁。
ルースもできなかったシーズン、メジャー記録を次々塗り替えた。
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▼6月に右肘靱帯を痛め、後は指名打者としての活躍。
27本塁打を量産した内野手との決戦になったが、
エンゼルスのソーシア前監督が「彼は何試合投げたんだっけ?」と
漏らしたジョークが全てを語っている。
▼初本塁打を放ちながら冷たく無視されたサイレント・トリートメントの洗礼も記憶に新しい。
「ねぇ、ねぇ」と抱きつかれた同僚が爆笑してネタばれしたが、
怪物の無邪気で明るいキャラクターが全米を虜(とりこ)にした。
▼岩手県奥州市が生んだ怪物は「無理」と言われるほど燃えるらしい。
術後の経過も順調で、来季はまず打席で“倍返し”の再起を果たしてくれるのでは。
前にも後にも道がない―そんな「世紀の二刀流」を目指してほしい。
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