■佐藤整形までスキージャムから山を下りてなんとか車で行けたしちょっとすればしびれも取れるだろうぐらいに思っていた。ロッジから佐藤整形に電話して12時までに来るようにいわれたので行ってみると年末最後の診療のせいか予約患者が多くて2時間近く待った。佐藤先生の診断では両手親指のしぶれから頚椎C4損傷が明白でレントゲン写真からC4C5間の感覚がせまくなっており軟骨が脊髄を圧迫して内部出血して障害を起こしているといわれているらしい。寝るときと運転するとき以外はカラーをつけていないといけないことになってしまった。
今朝はせっかくさつきちゃんに誘われてスキーに出かけて、はじめガスっていたけどイルージョンコースも晴れあがって一瞬すごく気持ちがよくすべれたのにスピード出しすぎたのか転倒してひどく頭を打った。ヘルメットがなかったらこれどころじゃあなかっただろう。直後すぐに左腕がうまく動かないことに気付いた。昨晩はじめて試みた液体フッ素コーティングがすごく効いてスキーの滑りがめちゃめちゃよかったことがスピードのでる原因になったかもしれない。
今度ウィスラーに一緒に行くことになっている多賀が会いに来ていたので事の顛末を話すと、彼の90過ぎのばあさんも頚椎損傷で指の温度調整ができないということで治療を続けているそうだ。その赤い薬はビタミン剤だろうというがその通りだ。頚椎損傷は2人と同じ症状がいないというほど多様な症状、障害がでるらしい。もう治らないかなぁと思う。左腕は自力で前に挙げることはできず、左手はだらりとたれて肘より上には挙がらない。昨晩の食事は作れたがお茶碗も左手だけではしっかりつかめない。パーカッションもいままでどうりにたたけないようだし、サルサも踊れない。やばい。
もう66歳のこの歳になればレーサーみたいに雪山をぶっとばすなんてことはいいかな、、。まあショッキングではあるが起きてしまったことは仕方がない。知能言語障害などはないから、日本語を教えたり、語学を勉強することは支障ないしこうしてPCも扱える。腕が不自由になると、今まで健康でどんなに便利で贅沢な暮らしをしていたんだろうとつくづく思う。最近は趣味が多すぎてやりくりが面倒になっていたから整理するのにちょうどいい機会だと思うことにした。
いろいろ思い悩んでも仕方がない。さっそく年末大掃除や日本語勉強会の準備などやることはいくらでもある。