ニベア花王の「ニベア モイスチャーリップ ウォータータイプ 無香料」
http://www.kao.com/jp/nivea/nva_lip_watering_02.htmlの成分表示です。たかがリップにも、これだけたくさんのカタカナが並んでいて、ちょっとビックリです。食品の原材料表示を眺めるのが好きなのですが、化粧品はあまり使わないので成分表示を見たことがなく、こういう表記に慣れていないからですよね。
せっかくなので、リップの宣伝文言に該当する成分を探してみます。
「アミノ酸系保水成分」:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)と他にも?、「植物性コラーゲンC」:人参エキス、「ヒアルロン酸」:ヒアルロン酸Na-2、が「3つの保湿成分」ですかね。
「2つの有効成分」は、酢酸DL-α-トコフェロールが合成ビタミンEの一種?で、トコフェロールはビタミンEのことなんですか。もう一つの、グリチルレチン酸ステアリルは消炎作用があるようで、グリチルリチンは甘草などにも含まれる成分のようです。「UVカット成分」は、T-ブチルメトキシジベンゾイルメタンと、パラメトキシケイ皮酸オクチルの2成分でしょうか。
あと「すーっとなじんでのびる、潤うのにべたつかない使い心地」なのですが、基材と油脂成分と乳化剤などによるのでしょうか。基材は、流動パラフィンやセレシンなどで、ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリスリチルには増粘と感触改善効果があるそうです。界面活性剤としては、ジステアリン酸ポリグリセリルと、ショ糖脂肪酸エステルのようです。
さらに、エモリエント材として、リンゴ酸ジイソステアリルと、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリルがあるようですが、皮膚に潤いと柔軟性と保栄養性を与える「エモリエント効果」という言葉は初めて耳にします。
その他調べた中では、ワセリンは表面に油膜を張り、BHTはジブチルヒドロキシトルエンで抗酸化剤とのことです。と、ちょっと分かったところで、だからなんだということは無いのですが…。