昨日、向島周辺を歩いている時に、「歩行者支援信号」という信号機に出会いました。私が通った時は、信号機としては普通の信号機と何も違わなかったのですが、信号機には、写真の左に写ってる感知器が、各歩道端に4つずつ程度、設置されています。
帰ってきてから調べると、「PICS」と呼ばれる歩行者等支援情報通信システムの一つで、目の不自由な人の交差点横断を支援する信号だそうです。専用の反射シートを感知して、交差点の場所や信号の状態を音声で案内するようなので、厳密には、専用シートを貼ってる人の交差点横断を支援する信号です。
専用シート検知のためだけに、これだけ立派な感知器を数多く取付けるのに違和感があります。例えば、イメージセンサーを設置して、交差点を渡ろうとする人の画像を撮影すれば、視覚障害者だけでなく、車いすの人や歩くのが遅い人やベビーカーや子ども…なども把握できそうです。渡るのに時間がかかっている人がいたら、歩行者信号の点滅時間を延ばすなど、その人への対応もできそうに思います。
が、道路で画像を撮影することは、防犯目的のカメラと同じことになるので、撮影した画像の扱いが難しいのかなと感じます。画像から、交差点を渡ろうとしている弱者を検出するためには、画像を常にサーバーで学習しながら信号機の対応方法を返さないとと思うので、保存を伴うと尚のことですよね…。
自動車ではドライブレコーダーや、カメラ方式のスバルの「EyeSight」がOKになってきているので、安全目的であれば、道路の画像を利用することができるようになってくれないですかね。