皆さん、ずっとご心配をおかけしています(こちら、追記1,追記2,追記3)
ここ1か月、なんとか光くんの手術を回避しようと、必死で頑張ってきたわけですが・・・
親としての決断をし、先生に膀胱結石除去手術をお願いしまして、今月24日(月曜)に行うことに決まりました。
この決断に至るまでの経過は次の通り。
<6月5日 毎日の通院が終わる。その後しばらく落ち着きを見せる>
追記3で書きましたように、睾丸の壊死組織と膿がほぼ出てしまい、全体的に体調が回復してきました。
<6月14日金曜日 10日ぶりに病院へ。睾丸すっかり良くなったのを確認>
この日は、なぜ病院に行ったかというと、普段から、心臓の薬をもらうためと耳掃除をしてもらうために、月1、2回行っているので、その意味でした。先生が、睾丸をチェックしてくれ「きれいになっていますね!うん、治った治った~♪ おっ、かさぶたが取れたぞ~~」(小さい白い皮のようなものが、剥がれ落ちました。)もう抗生物質も飲まなくていいとのことで、皆安堵しました。先生のおかげです、と何度もお礼を言いました。おしっこも、しっかり出ていると言うと、「このままで行ってくれるといいんですけどねぇ・・・カテーテルも、できればもうしたくないしなぁ・・・」と先生。5月18日に、それまで半年間尿道に詰まっていた石を膀胱側に押し戻すことに成功しましたが、それは実際先生にとっても困難な挑戦だったのですね・・皆で頷く・・。
その皆の切なる願いが・・・
あっけなくも、翌日15日(土曜)の朝には、打ち砕かれたのです。
散歩中、光くん、足をあげるも、おしっこはポタポタ!!明らかに前日までとは違います。慌ててまた病院へ。
レントゲンの結果、
やっぱり!
再度、尿道まで石が一個降りてきていました!ああ、また、こんなに早く!!
先生は、速やかにカテーテルを始めてくれました。
光くんは、こんどもじっとしてとってもおりこうさんです。「先生はとっても上手だからね、光くん大丈夫だよ!」と声をかけました。
皆がしばらく息をのんで祈るように見守るなか・・・・
「動いた!!」と、先生が!
この通り、石はちゃんと膀胱側に戻りました!ああ、、良かった・・・もう、もう、先生の腕の良さに感嘆するばかり。
(左側の写真は、カテーテル前。右側がカテーテル後。石が膀胱側に戻ったのが確認できますね。)
先月、同じ処置をした際、あれほど細菌感染がひどくなり睾丸にまで達したのは、おそらく、それまで半年間も石が尿道に嵌まり込んでいたためそのぶん尿道が菌でいっぱいになりそれが膀胱にどんと流入したのだろうと思われる。今回の石は、はまって1日だったので、動かしやすかったし、菌の流入も伴わないはず、ということなんですね。念のため、抗生物質をまた飲ませるということで、先生としては、今日はこれで終了、という感じでした。今一度様子をみて、また尿道に詰まるようであれば、カテーテルをやるから、という意味なんですね。私たちの今までの反応から、手術にはひどく消極的だと思われたかもしれません。
しかし、ぱぱがここで手術のことを切り出したのです。
「やりますか。わかりました。そんな五分五分で危険な手術とかそういうことではないので、心配しなくていいです。健康な子と比べれば、何が起こるかわからないというリスクが比較的高いということなので、そのぶん、心臓の動きをしっかり支えながら麻酔のコントロールをしなければいけないですからね・・一晩入院になります。」
こちらにもあるように、心臓病でも適切な管理をすれば大丈夫だということなのですね。
具体的に、動物が全身麻酔下で死亡する割合がどの程度か、ということですが、こちらによると、健康な子で約0.17~0.65%。人間より数十倍高いそうです。で、心臓病がある場合この数値がどれくらい上がるのか、ということはわからないのですが、一口に心臓といっても、その程度や状態は各個体でいろいろですからね、光くんの場合、僧帽弁閉鎖不全プラス心臓のポンプの働きが弱いのですが、今のところはベトメディンがよく効いていて、軽度ですし、少なくとも安定はしているので(散歩もほぼ普通にできます)...こちらの症例のように、絶対元気で復活できると信じます!
私は、自分が、主治医の判断力と腕を信頼し、全身麻酔で楽ちんに手術してもらい、全身麻酔の恩恵を十分に受けられたので、どうか、光くんにも同じような幸運が来ますよう、皆さんも祈ってやってくださいね!!
ぼく、しゅじゅつ、がんばりまーーーす!
神戸のおかあちゃんも言ってくれたもの「光くん、もってる~って!」