黒部信一のブログ

病気の話、ワクチンの話、病気の予防の話など。ワクチンに批判的な立場です。現代医療にも批判的で、他の医師と違った見解です。

幼児健診と生活のアドバイス   Ⅲ   4歳

2018-02-12 17:42:12 | 子どもの健診
  
               幼児健診と生活のアドバイス  Ⅲ
☆4才
[栄養]◇おやつと歯みがき
 食卓を楽しくしましょう。その日あったこと、こども自身のこと、明日のこと、食べ物のことなど、楽しい雰囲気をつくりましょう。
 おかわりができるように、少しずつお茶わんについであげましょう。
 おやつは食事の一部です。お菓子や果物だけでなく、主食でもよいのです。そして食事の一部にお菓子や果物をいれましょう。こどもの食事はお子様ランチが基本です。
 食事の後は歯をみがきましょう。
[健康]
◇運動。遊びがこどもの仕事です。明治時代は「よく遊べよく学べ」といい、「学校ではよく学び、家に帰ったらよく遊んで勉強してはいけません。」と指導していたそうです。アメリカ人は「こどもは遊ぶのが仕事」と云います。遊びの中で将来必要ないろいろなことを覚えていくのです。もちろん必要なのは集団で遊ぶことで、一人遊びではないのです。でも都会では外で遊ぶ場所が少なくなりました。よく外で遊んでいますか? 他のこどもとうまくやっていますか? 
◇歯の掃除、ツベルクリン反応
[安全]
◇事故を予防する為に、こどもをしっかり監督する必要があります。道路や自転車乗り、水際や水の中などでは、こどもから目を離さないように。
◇安全なおもちゃを選ぶ。家具の安全を確かめる。食事の時に熱い汁物がある時は、こどもから目を離さないように。
◇家が火事になった時はどうするか教えておきましょう。
◇車のシートベルトは、安全の為に後部座席でもしましょう。
◇薬の中毒(水薬の飲みすぎや大人の薬を飲む)。薬、マッチ、ライター、毒物などは鍵のかかる所か手の届かない所にしまうこと。
◇知らない犬、特に物を食べている犬には用心するように教えます。
◇知らない人についていったり、食物をもらったりしないように教えましょう。知っている人でも、ついていく時は親に云ってから。知らない人を狼にしないで。
[社会的発達]
◇お金の使い方を教えていきます。(買物ごっこ)
◇分配することを教えます。食卓の準備のときに、皆に分けて上げることを教えるのです。
◇自立させましょう。親からの自立がこどもの成長を促すのです。自立させないとこどもの成長が遅れます。自分のふとんで眠ること。
◇○○ごっこ遊びをすることでこどもの着想をのばす。こどもの誤りを認め、自主性を尊重し、やかましく叱ったり、過保護や甘やかしたりしない。こどもに腹をたてないように。
◇男の子は「男」として扱い、母親にべたべたしないようにさせましょう。
◇他のこどもとのつきあいを奨励する。約束(申しあわせ)を受け入れたり、守ることができるようになります。但し約束はこどもの意志でするものです。
◇考えなければならないような遊びや、知らない場所への散歩や外出に連れていきましょう。また簡単なゲームなどができるようになります。
◇保育園や幼稚園に入ったら、こどもの毎日の活動に興味をしめし、お話しをきいてあげましょう。
◇性に関する質問には、できるだけ自然に、真実をゆがめずに、質問の範囲をこえないように、こどもの理解力におうじて答えましょう。赤ちゃんがどこから生れてくるのか、男の子と女の子の違いなどに興味を抱くのが普通です。
[しつけ]
◇叱る時は、人のいないところでしましょう。
◇制限は適正にし、規則を破ったらどうなるか教えておきます。おどかしたり、体罰をしてもうまくいきません。体罰や他の罰をあたえると、親に見つからないようにするだけですから。
 危険な場所には、行ってはいけないことを、云うことをきくまで、繰り返し言い聞かせます。叱らずにいうことをきいてくれたら、親のいない所でもしません。
◇ほめることを忘れずに。一番効果があります。
◇4才の始めでは、まだ5%の子はトイレでうんちができないし、昼は10%、夜は25%の子がおもらしをします。
◇こどもが予測し、楽しむことのできる就寝の習慣をつけましょう。
◇こどもは空想と現実の境がありませんから、決して恐い話をしたり、恐い映画を見せてはいけません。おどかしてもいけません。
◇こどもの云うことを、決して疑ってはいけません。もしうそであっても、だまされましょう。こどもはうそをつき続けられません。しかしこどもが本当のことを云っていたのに、それを疑ったら、こどもは云わなくなるか、うそをつくようになります。

よくある問題点
 臆病だったり、おびえたり、夜をこわがること。
 食べる事に関する問題。
 睡眠の問題、悪夢。
 トイレのしつけ、大便をこらえる、おねしょ。
 親との分離の問題、しっと、赤ちゃんがえり。
 気が散りやすい、破壊的である。
 同じ年頃のこどもとうまくやっていけない、内気、ちゃんと話せない。
 かんしゃくをおこす、他のこどもに興味をしめさない、しゃべらない、人に余り反応しない、狭い範囲の感情しか示せない。
 指しゃぶりが止まらない、手足の痛み、マスターベーションなど。
・ ・・・・・・もしあったら、相談に来て下さい。
 

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