黒部信一のブログ

病気の話、ワクチンの話、病気の予防の話など。ワクチンに批判的な立場です。現代医療にも批判的で、他の医師と違った見解です。

子どもの健診のお勧めー乳幼児から学童思春期迄ー

2018-02-12 12:38:00 | 子どもの健診
          子ども、つまり乳幼児から学童、思春期までの健診のお勧め

       原発事故被災者はもちろんすべての子が上手に育つことが大切です。終局は、良い大人になることです。

 なぜ健診を勧めるのか。それは私の健診は、単なる健康診断だけでなく、その年齢における事故の予防、健康上での問題のアドバイス、社会的発達のチェックとアドバイスをしているからです。

 早期に発見すれば、発達障害児は普通に発達します。生まれつきの気質によって、育て方を変えることが必要ですが、一般にはそう考えられてはいません。蘭科の植物特に野生株は、どう育ててもうまく成長します。でも手入れをしないとなかなかうまく育たなかったり、花を咲かせるのが難しい植物があります。
 人もそうで、どう育ててもうまく行く子と、上手に育てないとうまく育ってくれない子がいます。発達障害は、そういう育て方で左右される持って生まれた気質があり、それを見抜いて上手に育てられなかった結果生じる子です。
 だから生まれつきではなく、私の提唱する病原環境論と適応説からいうと、遺伝子プラス環境つまり育て方、育てられる環境により生ずるものだと思います。昔は、大家族だったり、隣近所が家族みたいだったりして、社会が子どもを育てていましたが、今は結婚して夫婦二人になり密室の中の子育てで、周りの助けがありません。それでそういう子どもが増えているのです。一緒に仕事をしている乳幼児精神科医の渡辺久子医師は、発達障害という診断や言葉を使いたくないと嫌っています。私の昔の上司の長瀬又男元学芸大教授も、当時の「自閉症」と言う言葉を嫌って、「情緒障害」と言っていました。
 現在は、いろいろなことが赤ちゃんの性格を左右することが判っています。例えば、胎児後期と新生児期に、母親がパニックになると、その子どもは臆病や怖がりになります。
 でも、それは早期に見つけ、うまく育てなおすと、修正可能です。昔、いろいろな子どもの相談を受け、長瀬先生に紹介して育て方のアドバイスをしてもらったら、今は医師をはじめ立派な大人に育っています。

 2歳までのいろいろな気質、性格の偏りは3歳未満なら修正可能ですが、少しでも早い方がよく治ります。

 アレルギーも、遺伝子プラス環境によるものです。だから、環境を変えると治ります。子どもは環境や育て方を変えやすいし、思春期までなら自分の意志で気持ちの持ち方を変えられますから、治りやすいのです。しかし、25歳以上になるとそれが難しくなります。環境を変えにくいし、気持ちの持ち方を変えることも大変な努力が必要です。
 もしその気持ちがあれば教えますが、根気と努力が必要です。私自身、開業して内科小児科医となり、内科を勉強する始めに「心療内科」を勉強しました。心療内科は精神科ではなく、内科の病気でこころつまり精神心理的なことが原因で起きた病気を治す科です。
 その時に、心療内科での「自律訓練法」、「リラックス反応」、種々の「呼吸法」などの心身鍛錬法を学び、それを努力して会得し、こころ穏やかになりました。催眠療法も学びました。

 だから、大人は変えることが難しく、子どもは変えやすいので、子どものアレルギーは治せます。発達障害も育て方を上手にすることが必要です。

 しかし、日本は百家争鳴で、特に小児科のアレルギー専門医たちは統一されておらず、私は一匹狼と見られて取り上げてもらえませんが、実際に多くの子どものアレルギーを治してきました。しかも、医療の標準化を否定し、すべてのこどもが同じ標準化された医療を受けられないのです。だから、世界のガイドラインと異なります。
 小児神経内科医、児童精神科医、心理学者たちも同じで、大きく二つに分かれ、さらに分かれています。ですから、専門医にかかっていると言ってもいろいろと違ったことを言われると思います。私は、理論は別にして「治ればよい」という実践的医療をしてきました。その行く着いた先が、現在の考え方です。

 ドクターXに登場するのが、白い巨塔の勢力と、そこからはずれた医師たちです。私は、博士号も専門医も否定し、何も資格はありません。私の腕で治すのが持ち味です。私の腕と頭で治します。でも多くの人たちから支持され、多くの子どもたちを治して来ました。ただし、ごく専門的な病気は、専門医に任せるしかありません。浅く広く知っていることが私の専門です。総合小児科医です。
 今私は、ドクターXに対抗して、ドクターKと名乗っています。これは冗談半分、本音半分です。
 今私の出番が来たのです。



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