昭和時代に言われていて、死語になりつつある言葉を記しますが、差別語は使わないようにするが 出てきたらゴメンナサイネ!
お天道様に申し訳ない (おてんとうさまにもうしわけない)
子供が飯を残したり捨てたりすると、親は決まって「お天道様に申し訳ない」と言って子供を叱ったり諭したりしたものだが、「お天道様」とは太陽のことで、太陽の恵みである作物から作った食べ物だから、「あだやおろそかに」しては太陽に申し訳ない、大事にしなさいと言う事です。
戦前派・戦中派の人達がいまでも一粒のご飯を残しことに罪悪感を感じるのは、そうした伝統的な日本の価値観が、身に染みているからで、決してケチなわけではない。昔の人は太陽や月のことを、親しみをこめて「お天道様」「お日様」「お月様」と言った。
徒や疎かに (あだやおろそかに)
「あだ」は無駄なこと、「徒花(あだばな)」と言うときの「あだ」です。
したがって「徒や疎かにしてはいけない」とは粗末にしたり、いい加減に扱ったりしてはいけないの意味です。
物以外でも「約束を徒や疎かにしてはいけません」などと言う。
始末せなあかんで (しまつせなあかんで)
「始末」とは文字同り「初めから終わりまで」の事、
そこから、節約したり、大事に使ったりすることを「始末する」と言うようになった。
もとは関西の言葉で「あいつは始末がいい」と言えば節約家だという意味です。
昔の人は「もったいない」と言ったが、同じ意味の言葉が「始末せなあかんで」です。
ノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、マータイさんが「もったいない」という日本語で話をして一躍有名な言葉となりました。
今後 随時「昭和レトロ 言葉編」を出しますので、ご愛読して下さい。