昭和時代に言われていて、死語になりつつある言葉を記します。
口八丁手八丁 (くちはっちょうてはっちょう)
「口」が付いた言葉はきりが無い、口八丁手八丁は喋ることは勿論、他の腕前も達者なことを言う。
近頃はそんな人がテレビでも増えたが、手(腕前)と口(喋り)とどちらが本業でも良いが、ずば抜けた本業が一方に無いとこう言えない、
八丁(八艇・はっちょう)は八つの道具を使いこなす意味、物事に達者なこと、
口が奢る(くちがおごる)はおいしいものを食べ慣れている事を言う、今ならグルメと言うが。
口を割る(くちをわる)秘密を明かす事だが、自ら喋ることには言わない。
誘導尋問とか、拷問などの結果「口を割る」
舌先三寸(したさきさんずん)
心がこもらず、口先だけであること。巧みな言葉で相手を操ることを「舌先三寸で喋る」(オレオレ詐欺もこの手口です)
舌三寸とも言い三寸は舌の長さを言ったらしいが、舌三寸に胸三寸という言葉も有る、口と心は慎まなければならない事の例えです。
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