昭和時代に言われていて、死語になりつつある言葉を記します。
呉越同舟 (ごえつどうしゅう)
仲の悪いもの同士 あるいは競技で敵味方に分かれて戦う相手がおなじ場所に居たり同じ列車や飛行機に乗り合わせたり、
時には互いに協力し合うことをいう。
「孫子」にも次のような故事があります。
中国の春秋戦国時代、隣接していた呉と越の二国は、対立していたが、その二国の間に流れる川を渡るときは同じ船に乗り合わせなけ
ばまらなかった。そんな時、暴風に出合えば仲が悪くても互いに助け合った。
暴風の時にわざわざ船を出すこともないと思いうが中国の川は川幅が恐ろしく広いので川を渡っている途中で急に暴風が吹く事も有ったそうです。
沽券にかかわる (こけんにかかわる)
面子にかかわることを言う、
沽券はもともと、土地や家屋の売買の際に売り主から買主に与える売り渡し証文のことです、
これが転じて、土地の売値を指すようになり、さらに人間の価値、体面を表すようになった。
「沽」は売り買い、「券」は証文。
「それは男の沽券にかかわる」など男性が使ったが、面子を気にするのは男が多いようです。
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