朝食 (breakfast) を摂りながらこのブログを書いているが、朝食といってもレーズン(raisins) 入りのシアリアル (cereal) に牛乳をかけたものとコーヒーを一杯である。たまにはパンにハムをはさんでサンドイッチ(sandwich) でも食べたいと思うが、ホテルに滞在する時以外はこれが一応自分のアメリカの定番になっている。大学生時代にユダヤ系アメリカ人夫妻の家で、このメニューにグレープフルーツ(grapefruit) 半分を足した朝食を1年365日、毎日4年近く続けたというか無理やり食べさせられた「賜物」である。別に懐かしいのではなく自然とそれを食べてしまう。
人間の慣れというのは今更ながら面白い。京都であれだけ沢山食べたおいしい米、ご飯を今食べたいとは思わないし現在、全然口にしていない。気候、空気、水、環境などのせいで体がそうなってしまうのかもしれないが、これも人様々、皆違うので「自分にとっては」とだけ言っておこう。
「糖尿病 (diabetes) 大国」、「肥満 (fat) 大国」のアメリカで一番気になるのがやはり食事、スーパーでの食料の買い出しである。外食したらそれがファーストフード (fast food) であれ高級レストランであれ、こちらの量からするとかなりの余分なカロリー (calorie)、脂(fat) を摂ることになる。矛盾していると思うのが、各食料品にカロリー・内容物(ingredients) ・ビタミン (vitamin) 分析数値の表示が厳しく定められているのに、見るからに脂っこいものを平気で購入するし、外ではジャンクフード (junk food) で体には良くないと分かるのに平気で食べる。これも国民性 (nationality) の違いか。勿論、それらにシビア (severe) で気をつけている人もいるのだが何せ日本の3倍以上の人口 (population) と移民 (immigrants)・雑人種のせいか「皆がしている」ことは「正しく」、「皆がやっていれば怖くない」のチャランポラン主義だと感じる。まあ、この考え方は日本も同じではある。
友人が最近かなり「腹」が出てきてダイエットのため・健康のため野菜サラダを沢山摂る様にしていると言ってたが、問題はそれにかけるドレッシング (dressing) で全くそれは解消されていないという。調味料・シーズニング (seasoning) で思い出しのが「マヨネーズ (mayonnaise)」。この50年近くアメリカ人の口からこの言葉を聞いたことがなかった。その理由が分かったのが数年前で、大阪のお好み焼き会社のオーナー(owner) がニューヨークに店舗を出したいというので領事館の外交官、米ビジネスマン10名でそのレストランのお好み焼き全種を試食したことがあった。その際の米側の主なアドバイスとして「マヨネーズとは米国では『脂』を意味し、絶対にこの言葉を使わないこと」であった。「米国では日本のマヨネーズはジャパニー・シーズニングということに!」
昨日、ダウンタウンにある日本食料品スーパーに入ってみた。普通のスーパーと同じようにマヨネーズを探すのは至難の技。やっとその棚を見つけたと思ったらどこにでもあるマヨネーズと変わらない。隅っこにあったキューピーマヨネーズを見つけ裏に書いてある表示を隅から隅まで読んで他のものと比べてみた。唖然とした。ビタミン項目すべてゼロ%。脂と塩化ナトリウム(sodium) のみ。やっとお好み焼きの試食会の意味が分かった!それでも大好物のニンジン(carrot) とセロリ(celery) のために仕方なく購入した! #YS
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