自分の中では米野球のメジャーリーグ・ベースボール(Major League Baseball = MLB) も芸能のカテゴリー(category) に入れている。なぜかというと真剣勝負といえども試合運びがもうエンターテイメント(entertainment) 化された様相がある。
試合内容も然ることながら球場の中にいるだけで楽しい。理由を冷静に考えてみた。1つはバックスクリーンのスコアボード上にある大きなスクリーンに映し出される内容にある。選手紹介、インタビュー、クイズ、その他、かなり考えて作られているので観客を飽きさせない。映像クリエイティビティ(creativity) の質の良さ。
次に「鳴り物」(笛、太鼓、ラッパなど)が禁止されていて、「応援団」がいないので観客が拍手、大声、ブーイング (booing) などで応援せざるを得ない。全員参加。
又、場内ア ナウンスがほとんど無く、2階席、3階席を取り巻く長い帯状の電光掲示板の指示と軽快な音楽で観客の参加を促す。観客が主体。
ファールボールのみならず、どんなボールでもメインの選手、コーチ、ベンチ入りの控えの選手が、そこら辺に転がっているのを惜しげもなく次から次へと観客席に投げ入れる。間違いなく日本のプロ野球の3~4倍は投げ入れる。観客にとってはたまらなく楽しい。ファンサービスの徹底化。
場内に食べ物、飲み物を運んでくる売り子が楽しみながら売っている。へたをするとそれも一種のショー化でユニークな人ばかりで目立ちがりや。まあ、それもアメリカ人だから恥ずかしげもなく出来るのかも。
30数年ぶりに東部のペンシルヴァニア州(Pennsylvania) ピッツバーグ市 (Pittsburgh) に行って土曜日のナイトゲーム、日曜日のデイゲームを観戦してきた。ピッツバーグ・パイレーツ(Pirates) 対セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals) の2試合。ナショナルリーグの中央地区6位(最下位)と1位の戦い。[MLBはナショナルとアメリカンリーグの2つに分かれていて、各リーグの東・中央・西の3地区で順位表を形成。合計30チームある。日本プロ野球チーム数の2.5倍。]
日本人選手もいなければ両チームの選手・スター選手も知らない。見に行ってもつまらないと思うのが当然。「どっこい」、大変面白い。雰囲気的には精神衛生上、かなり良い。試合が終わった後に快感が残る。アメリカ景観・観光旅行も良いが、MLB観戦をぜひ一度お勧めする。#YS
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