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Mind Feeling 1022-2 「『僕らの7日間戦争』を観て」

2007年10月22日 17時51分09秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
 あれは10月20日の26時台だったと思うが、テレビ東京で表題の『僕らの7日間戦争』がやるのを見て、録画し、さっそく先ほど観て見た。アニメかと思ったら、実写版だった。何ヶ月か前に『時をかける少女』が実写とアニメの両方がテレビ放映されたが、最近、20年位前の映画をやるのは流行なんだろうか?
 宗田 理氏の有名作品であるそうだが、私は、原作を読んだことは無い。中学1年か2年の頃に、初めて、この『僕らの~』シリーズを知った(そんなタイトルの本があったな~くらいな事は小学校の図書館にあったような記憶はあるが、気にもとめてなかったし、まさかシリーズ化されているとは思ってもみなかった)。当時、通って居た学習塾で同じクラスだった人物の口から、その作品名が出たのだ。私は、以前も書いた通り、中学時代は、誰かに薦められる本より、自分の手で良作を探したかった口である。
 今回、作品を観て思ったのだが、やはり有名なだけあって「面白い」。登場人物達は、中学生の設定で、10代に入ってから芽吹き出す心(オシャレ、スポーツに対する情熱、恋心、大人への反抗心等)模様がよく描かれていた様に思う。殊に、「大人(この作品の場合は、教諭諸氏になるが)達への反抗」模様は、素晴らしく描かれた。私も、中学の学年の担当教諭達以外でも嫌いな教諭諸氏が居たし、反発した事もあったので、登場人物達の気持ちは、ひしひしと伝わってきた。
  登場してくる教諭諸氏の行動は、「体罰」とも取れるものがあり、こんな事が現実に起きたら、まず問題になるだろうな…と思う。自分自身に学生の頃、その手は及ばなかったものの周囲には充分それと捉えられる行為があり、校長の耳にまで届いた事もあったようだ。幸か不幸か教育委員会やPTAにまでは話が行かなかったようだが、当該教諭が学生諸氏に謝罪する形で幕を閉じたようだ。今は、そんな心無い事をするような教諭が居ない事を祈らざるを得ない。中学時代、私は、図書館に行って学校教育法の「体罰禁止」の所をコピーして、その部分を切り取って生徒手帳に入れて、いつでも突きつけられる様にしておいた過去がある。
 作品の話から少しそれたが、何のかんの言っても学校とはあるいは社会もそうだが、「住みにくい所ある」場所である。そんな環境は間違っている!と思って、生徒数人があのように団結した行動に出るのが、時代を表しているなと思う。あの当時は、現代と違って、「仲間意識」や「誰かと一緒に手を繋いでいたい」という思いが強かったように思う。他人と他人との距離が近い、そんな時だったと思うのだ。だからこそ、あんな風な団結が物語の中とは言え、出来たんだと思うが、登場人物達の手先が凄い器用だなと思ったし、考える事も賢いと思った。篭城する基地の改造やトラップを仕掛ける大工作業、戦車を弄れる知識(これは、今はネットが発達しているから、案外いけるかもしれないが…、当時は、そんなもの無かった筈なので、凄いものだ)を見れば明白であろう。
 懐かしさと同時に、羨ましさを覚えつつで観た、映画の感想はこんな所である。
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Mind Feeling 10-22-1 「陽射しが傾きかけた頃」

2007年10月22日 16時19分00秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59

  秋なんだな…と思う。
 陽射しは柔らかいが、どこか力強さがない。
 空の水色も淡さをまし、美しい色を広げている。
 こうして、窓の向こうの映り行く景色を見ながら、書き込みしているからって、何かネタが浮かんでくる筈も無く、ただ何となく書いている。
 土日はすっかり、ブログの書き込みがおざなりになってしまい、サボりすぎた自分に反省。ちゃんと更新していかないと、やっぱり、閲覧数も落ちるようで。
 そう言えば、E233形に関する話で「クリスマス」という言葉が出てきた。それに誘われたかのように、トラックバックにそれに関する物が出てきた。気がつけばもう10月で、あと2ヶ月と3日でその日である。
 
「白い息が行き交う街はクリスマスの歌思い出す頃 腕を組んで恋人達は、賑わう街角どこかへ消える」
(篠原美也子 “HOPE” 2005年 より引用)

 吐く息が白くなる季節が近づいている。
 冬へ向かう日は、どこか切ない。
  以前も書いたが、今、冬の深淵に向かって、緩やかに長い下り坂を私達は歩いている。
 下り坂を行くより上り坂を行く方が大変だけれど、夏という頂上へ向かう道の途中、殊に春は、どこか希望に満ちている。しかし、冬にそれはなく、寒さに怯える日々を考えると何だかもの悲しいものがある。


 

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