雨曇りから解放され、どこかホッとした夜、見上げた空には、大きな花丸が描かれた様に、丸い月が浮かんでいた。どうという日ではなかったけれど、優しい光が、
「あなたの今日という日は100点満点」
と微笑まれた様に思えた。しかし明日にはまた欠けて行く。今日という日だけでも、「100点満点」だった事を有り難く思え、そう笑顔の裏で言われている感がする。
「あなたの今日という日は100点満点」
と微笑まれた様に思えた。しかし明日にはまた欠けて行く。今日という日だけでも、「100点満点」だった事を有り難く思え、そう笑顔の裏で言われている感がする。