読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

灰色の虹 貫井徳郎 小説新潮連載:9月号完結

2010-09-06 20:41:19 | 読んだ
殺されるやつが悪い!
という場合もある。

それがこの物語の幹である。
勿論、殺される側にもそれなりの理屈はある。
そして、まさかこんなことで殺されるなんて、と思っている。

この物語は、殺人事件に関わっていた刑事、検事、弁護士、裁判官など6人が殺されるものである。

犯人と思しき人物は殺人事件で犯人とされ有罪判決を受け服役した人物・江木。

江木が逮捕され有罪となった殺人事件はまったくの冤罪である。

もう少し調べれば、先入観を持たなければ、親身になれば・・・なのである。
それなのに、よってたかって有罪にして・・・
家族は崩壊、婚約者とは別れざるを得ず、江木の人生は崩壊した。

彼は復讐を図り、次々と関係者を殺害する。
しかし、途中からなんだかヘンになる。

それは、9月号で明らかにされた。

こんなひどい目に遭ったら、やっぱり復讐をするだろうか?
そして、復讐を受けるようなことをしていないだろうか?

そんなことを思ってしまう。

今度は明るい物語にしよう。
だから読書はやめれられない。

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