木曜日のことです...
かねてご相談のあった
シニア(11歳)の男の子を連れて
動物病院を訪ねました。
5月に一度、8月にもう一度
腰?が痛くて座り込むような仕草をみせて、
足元が覚束なくなると言う症状を見せた子です。
掛かり付けの病院では、
”ハッキリとした原因が判らず”
心配になられた飼主さんから相談があったものです。
動物病院へ...
病院へ入る前に、
全体の様子(姿勢・健康度)や
歩様(緩歩/速歩)を見させていただきました。
不具合があればある程度は判断できるのですが、
特に問題と思われる”跛行など”の特徴的な身体の
動きはありませんでした。
待合で診察を待つあいだ、
口の中(口腔)の様子と、
外耳及び皮膚の様子を
拝見させていただきました。
ここでは幾つかの問題があることが
認められましたので、
診察の時に相談することにしました。
9時半
予約の時間が来て、診察室へ。
今までに起きた症状の説明を終え、
先生からの幾つかの質問に答えてから、
いよいよという感じで、診察が始まりました。
一見 健康そうに見える犬でも、
年齢が11歳ともなると、身体の彼方此方に
大なり小なり”加齢性の疾患”が見つかります。
この子の場合も、触診などを行なった結果、幾つかの神経系統の疾患が疑われました。
レントゲン検査と血液検査。
まず最初に、
頸椎~胸椎~腰椎(~仙骨/尾骨)部分の
レントゲン撮影を行なって戴きました。
レントゲン画像を見た限りでは、
患犬に極端な症状は発見できませんでしたが、
頸椎部分に数カ所の初期の異常(加齢性)が認められました。
血液検査の結果を正確に見るためには数日を要するため、
診断はその後になるとのお話を戴き、今日の診療は無事に終了。
※未病とは=病気ではないものの、健康でもない状態を指します。
未病は、
①自覚症状はないが、検査結果に異常がある場合(西洋医学的未病)と、
②自覚症状はあるが、検査結果に異常がない場合(東洋医学的未病)に大別されます。
病が未だ起こらない状態で、十分な養生が必要だが、そのまま漫然と放置しておけば
遅かれ早かれ重篤化の事態を招きます。(大病になる)
つまり、病気になる前の適切な治療こそが大事であると言われるゆえんなのです。
※大型犬の場合に於いて特に心配なのは、筋力の衰えが元になった関節疾患や怪我です。
変形性脊椎症、膝蓋骨脱臼、股関節脱臼、膝十字靱帯断裂などを容易に起こしますから
シニアの域に入った大型犬の飼育には、細心の注意が必要となって来るわけですね。
昨日入院した子の様子を見に...
※入院患者さんは、私を見て微笑み元気そうな様子でした。
ひとまずは安心です (^。^)
若犬譲渡いたします...
さて みなさん
明るく元気なコナン君は、優しい飼主さんを探しています。
お問い合わせはメール又は電話にてお願いします。
お知らせ
今秋のホームカミング は
11月11日(日曜日)に行います。
※参加者受付を開始しました。
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