狂風
昨日の日曜日は、本来ならばドッグショーに出ていました。
一日中立ったり座ったりして、マーブルらと一緒にショー会場を動き回っていた筈なのです。
出られなかった腹いせに(そうは言わないか)、早朝から夕方までの14時間、休まず身体を動かし続けました。
さすがに足がむくみ、昨夜のケア(低周波治療など)の甲斐も無く今朝は膝も甲も腫れ気味で、僅かに鈍痛が感じられます。
昨晩から吹き始めた北西風は、時間の経過と共にどんどん強さを増して、昼過ぎには狂風に変わりました。
しかし気温自体は意外に高く、暖房の効いた室内での色々な作業ではじっとりと汗ばむ程です。
出たり入ったりの作業が続き、汗が引っ込まない内に風に冷やされて、、こんな日こそは風邪引きに要注意の日なのですね。
曇ってはいても薄日の入る飼育室は、明るくて暖かで快適な空調が保たれていました。
室温24度・湿度35%・扇風機1台・サーキュレーター1台・空気清浄機・除湿機が稼働しています。
豪快な狂四郎眠り
きょう、子犬達は結局運動場に行くことは無く、終日飼育室で過ごしました。
お昼休みのひと時、子犬達の爪を切りました。
生れてから58日目、もう何回切ったことやら。
爪を切る時の子犬の保定は、まだ抱っこが一番切りやすい保定の仕方ですね。
6キロを超える子犬を替わりばんこ、六頭も抱っこするのも容易な事ではありません。
抱っこされているあいだ、子犬はじっとしてはいませんからねぇ。
爪を切る道具は、切れ味の鋭いニッパー式の爪切り(ドイツ製)を使います。
シンプルな構造で、相当固い成犬の爪も難なく切れる代物です。
出来るだけ短めに切るので時々出血してしまうことがありますが、成犬のように止血剤を使うほど出血させることはありません。
※成長したWanの止血には「クイックストップ」を使っていますが、思い通りのよい効果がえられますね。
◇ラブラドールの爪切りについて。
○ラブラドールの爪は意外に早く伸びるものです。そしてかなり固くなります。
日本においては室内飼育が主流を占めていますが、爪を長くしておいた為のトラブルを多く聞きます。
健康なラブラドールの爪は非常に硬くて、散歩などですり減るなどと言うことは余り無いのです。
定期的に飼主さんが短く切ってあげなくてはならないわけですね、、。
しかし愛犬が大きくなってから、足を掴んでいきなり爪を切るということはかなり無理な話しと言えます。
そもそも殆どの犬が、爪を切られるのを嫌がるものですからね。
また多くの飼主さんが爪を切る作業が上手ではありません。それはひとえに爪切りに慣れていないからなのですね。
飼い始めの子犬の頃からの爪切り作業によって、成長してからも爪切りを嫌がらない犬に育てることは十分可能です。
何回も何回も苦労して、爪を切り続ける事によって難なく上手に爪を切ることが出来るようになりますので、頑張ってみて下さい。
○爪切りの道具
『初心者には「ギロチンタイプ」の爪切りが向いています』と謳っている本やサイトがありますが、私は絶対にギロチンタイプは使わず
ニッパータイプのみを使い続けています。(良質なニッパータイプの爪切りがお勧めです)
ギロチンタイプの爪切りでは、以外に(特に初心者は)事故(深か爪などの)が多いものです。
○止血剤(クイックストップなどの粉体の薬)の準備。
爪切りは、深か目に切って上達したいものです。長く伸びきった爪はいたずらに血管も伸びていて、思うように短く出来ません。
若し出血した場合は、(いかに程度に差が有れども)慌てず騒がず止血することが大事なことです。
さて実践ですが、
協力者に確実にWanを保定して貰い、 親指と人差し指で爪の根元をしっかり持ち、とりあえず爪を横から見て白くなっている部分を
切り取るようにします。(ブラックやチョコレートの個体には、あてはまりません)
前脚から切っていくようにすると良いでしょう。(良く運動するWanでは、後ろ脚の爪の摩耗が期待できます)
最初は長めでも構いません。血管の先がどの程度まで伸びているか、だんだんと判るようになって呉れればシメタものです。
子犬の頃から根気よく何回も切ってみて、人も犬も爪切りに慣れていくことですね。
◇シャンプー後の爪はふやけていて柔らかくなっています。爪切りをお勧めする意見もありますが意外に深爪をし易いものですし、
出血した場合には血が止まりにくく、脚先の毛の汚れも気になります。
と言うことで、シャンプー後の爪切りはお勧めではありません。
不安がってしまうWanの爪を切る場合や保定に自信の無い方は、Wanを床の上(マットなどの上)に横に寝かせてタオルなどで
目隠しをしてから切ると意外に上手くいくものです。静かに落ち着かせてから、思い切って切ることです。是非、試してみて下さい。
ぴんぴんコロリ食
皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
今年も昨年同様に、ポンコツ犬舎に起こる様々な出来事を中心に書いてまいりたいと思っております。
ブリーダーと言う立場上、書かれる記事の中に一般の皆さまには理解できない内容もたまには有るかと思いますが、長い目で
読まれ、温かな目でブログの主旨を正しくご理解いただければ幸いに存じます。
ブリーダーの毎日は、みなさんが思っている以上に遥かに過酷なもので、ついつい言動も顔付も険しくなる時があります。
しかしブリーダーの元に暮らす沢山のラブラドール達は、毎日変わらず皆一様に幸せに満ちた顔付きをしています。
そんな笑顔のラブラドール達に学び励まされ、動けなくなるまでラブラドールと共に歩んで、好い顔つきになれたらいいなぁと思う
毎日です。四季折々、日々犬舎に巻き起こるドタバタを、拙い文章でこれからものんびりと綴ってまいりますので偏屈な作者(ブリ
ーダー)の奇妙なブログですが、今迄以上に気楽に覗いて頂けましたら幸いです。
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