電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

会社編集画面

2011-08-10 00:00:00 | データベース

今回の画面は会社を新しくデータベースに登録、編集が出来る画面です。

会社には出品(Production Company)、發行(Distributor)、攝製(Filming Company)の3種類あり、各作品にはこの3種の会社が必ず存在する訳ではありませんが、どこの会社で撮影し、製作され、配給されたのかこのデータによって判別できます。


実際にデータを編集する場合は左側にある会社リストの中文名(①)をクリックすると、右に小さな枠(②)が出てきます。ここで詳細データを入れます。(新規で登録する場合は③のボタンを使います。)

これで会社の名称はデータを蓄積できますが、その会社の属する国はまた別の話という訳で・・・。

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コラボ検索画面

2011-08-01 00:00:00 | データベース

今回の画面はコラボ検索画面です。

普通の検索画面と違うのは、俳優(=人名)を複数指定してどの映画に関連があるか検索できることです。

俳優ボタンを押して検索したい人物を選んで、監督とか武術指導とか出演者であるか等の役目(役割と呼んでいます)を選んで検索すると作品名が表示されます。

1人だけ選べばその人のフィルモグラフィーになり得ます。

例えば、ビリー・チョンを選んでみましょう。

こんな感じで10本の作品が出てきます。

この並び順にも少し工夫を凝らして同じ年度でも早く作られたものであれば、先に表示されるように工夫してあります。

今回ビリーチョンはチェン・カンタイの映画に出ていることが分かりました。

『猴拳大決鬥』(78)より

2人の場合は、1人目にビリーチョンを、2人目に監督としてホア・イーホン(華一泓)を選んでみましょう。

すると、2人に共通する映画がピックアップされます。

ここでは『奇招』『猪仔血涙』『烏龍天師招積鬼』の3本がヒットしました。

こんな感じでデータを積み重ねていけば、「この映画に出ていたAさんが他に出演した映画はなんだろう?」「このBさんとCさんが共演した映画はなんだろう?」等、ふと思いついた情報などを簡単に調べることができるでしょう。

 

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国別情報

2011-07-27 00:00:00 | データベース

今回はちょっとアレンジして作品データに国別情報を付加してみました。

各作品の登録時に国別情報と合作情報を入力します。

①の国別はどこか一ヶ所しか選べませんが、合作情報(②)はチェックを付ければいくつでも選択が可能になります。

ここで入力した合作情報は年度内一覧表示画面で国旗マークが表示される仕組みです(③)。

例:『龍虎走天涯』など4ヶ国合作の場合(香港、イタリア、スペイン、アメリカ合作) 
 

そしてもう一つ、登録時に入力する上の合作とは違う国別があります(①)。
ここでいう国別というのはいわゆる独断と偏見を少し含んだ項目で基本的には香港が一番多く、台湾、韓国と続きます。
どこの国の映画かがすぐに分かるような目安となるもので香港と台湾が区別できればよいという割と大雑把な意味を持った情報になっています。

例えば74年の『四王一后』の国別は香港になります。

 

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年度内一覧表示画面

2011-07-25 00:07:43 | データベース

次の画面は「年度別表示画面」のつづきになります。
年度を選択したらその年度内の作品一覧を表示する画面です。

たとえば、こちらで78年を選ぶと(①)、


こんな画面になります。


1行につき、中国語名、英語名と年度の3つを表示します。
中国語名については、香港での題名を、英語名は香港で使われた英語のタイトルを優先表示するようにしています。
とはいえ、中国語名は呼び名がいくつかある場合は
そのどれかを使うことになりますが
不思議なことに中国語名(=漢字)がない作品も一部存在しています。
例えば78年ではdragon lee の"Enter the deadly dragon"は詳細不明で本当に存在しているのか疑問ですが、いまのところ手がかりはこの英語題のみです。

また、数種類名称がある場合、通常は香港での名称かどうか判別がつかない事が多いので困りものですが極力台湾での名称との混同を避け、区別しています。

 

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年度別表示画面

2011-07-20 00:00:00 | データベース

検索画面に続いて、次の画面は作品データを年度別にグルーピングした情報を一覧表示する画面です。

 

画面の左側にはメニューのショートカットがあります。ここの年度別(①)をクリックすると年度別になります。動作は登録されているデータをすべて検索し、年度毎に件数をカウントしてそれを降順に並べて表示します。

なぜ降順か。まぁこれは昇順でも降順でもどちらでもいい話ではありますが、最近の傾向を見るとそうしているところが多いので降順としました。(実際に使い始めて使い勝手が悪ければ変更しますが。データベースも生物でして^^)

この年度別表示は是非欲しかった機能で、国によって重要とみなしているところと全く重要視していないところに分かれます。日本ではあまり重要視されていないようですね(愕。

私のような研究者は整理して年度別に映画を考えるようになります。この年度に関しては公開日のように明確な数値のデータではありません。70年代でなくとも古ければ古いほど曖昧な研究者泣かせのデータであり、ホントいい加減な情報なのです(苦笑)。香港の公開日が判明していればその年が近いものとなるでしょう。
 
曖昧であるがためその定義が難しい。しかし、よく思い返してみると公開年か製作年かハッキリ明記していない現地資料や書籍も多いのでここでは製作年度ではなく単に年度というあえて曖昧な表現を使っています。

製作年に関してはかなり拘っていた時期があり、いつ頃撮影されていたのかを時間をかけて突き詰めて追っていたのです。製作時期が明確に当時の映画雑誌に掲載されていた時もありましたが、現在はどこに記載があるかも不明、資料の入手も難しく知ること自体がとても困難です。

そこで各作品の基準となる年度の表記について実体はこういうものだと長年データベースを見てきた経験から考えてみたいと思います。

例えば1本の映画が1979年のはじめから撮影開始され、3ヶ月後に撮影が終了、香港ではその年の秋に公開されたというケースがあったとします。これが一番わかりやすい例です。製作=公開=79年で両方が一致しているのでこのケースの年度表記は79年であればまったく疑いのないデータとなります。

製作、公開のどちらかが年を跨っていたり、どちらか片方が不明、または両方が不明などのケースが見方によっては製作と公開にズレが生じ、不自然に思えてしまうことがあります。
情報も説明も少なく結果的に根拠がない状態であっても○○年と記載されている以上はそうなっている理由がどこかにあるはずです。要はその説明がない部分を利用者がうまく読み取れればいいのですが諸事情でなかなかそうもいかないのが現実です。

映画は製作者つまり製作する人がいます。なので人によって製作されるものです。
だからその”年度”は当然製作された年(=製作年度)だと思うでしょう。私もずっとそうだと思っていました。
しかしある時、名目は製作年度だけれども実体は公開年度だと気づいたのです。
もっとも80年代中盤かそれ以降になればエンドロールを見れば年度がプリントされていたりしますのでそれで”製作年度”が分かりますが、いつ頃に作られた映画であるのか曖昧でもそれが分かればいいと思っています。

よって当データベースの基準は”公開年”としています。
但し、公開日がはっきりしていない、不明である作品については必ずしもそうではありません。

ひとつサンプルとして相応しいデータがあります。
それは、ジャッキー主演の御存知「蛇拳」です。
この映画は日本国内では従来の書籍が76年を採用していたため、76年表記がいまだに多く、
他にも77年や公開年を基準としている近年は78年の表記が多くなっています。
実際には「蛇拳」は77年秋に製作が開始され、翌年78年3月に香港で劇場公開されています。
つまりこの「蛇拳」が77年と78年を跨っていることになります。
蛇拳をネットで検索してみると、いろんな情報が得られると思いますが
なぜ製作年度がバラバラなのかお分かりいただけると思います。
(当データベースでは「蛇拳」の年度は78年としています)
また、リバイバル公開も本来は別途情報を持つべきではありますが、やはり初公開を尊重したい考えです。

冒頭の通り、当データベースでは年度別に分類して、その年度毎にまとめたページを作成しました。
年度という名称の項目です。公開や製作は付きません。とはいえこの情報を知りたいという利用者の方がいる可能性もあるので(爆)、詳細のデータを保持する領域には撮影開始、撮影終了、公開開始(初映)、公開終了(初映)などといった項目も追加しています。

さまざまな情報を蓄積し、瞬時に検索して知りたい事が把握できる香港映画データベース。これは私の研究の成果です。

 

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データベース検索画面

2011-07-19 00:00:00 | データベース

現在、中断していた香港映画データーベース検索システムの開発を少しずつ進めています。(開発ツールも少し古くなったので先日バージョンアップをしておきました。)

とりあえず最初の検索画面が出来上がりました。

こちらがその検索画面です。 
 

まず人物のデータか作品データか検索対象を選択します(①)

文字の種類を選んで(②)、検索実行ボタン(③)をクリックすると
画面下に検索結果が表示される仕組みです。 
 

この例では検索キーワードにアルファベットのdragを入れて、42件がヒットしました。dragという文字列が含まれていればヒットします。英字の場合は大文字でも小文字でも検索できます。

また、この結果の各行には詳細ページへのリンクが付けられており、これをクリックすると次の画面にジャンプします。

連続した結果を表示させる事や結果にリンクを含ませるという事が困難だったので以前はとても悩んでいました。最近になってようやく実現方法が分かり、何とか行えるようになりました。

コレは使えるゾと言われるような便利な物を作ることは難しい事ですが、それを目指して日々試行錯誤を繰り返しています。また、次の画面ができましたらこちらで使い方などを紹介します。

 

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