ブルース・リャン&倉田保昭さん主演「帰って来たドラゴン」のDVDやビデオソフトは、国内ではJHVやJVDなどのメーカーより
発売されたことがある。その表記されている収録時間は90分または89分であった。
そしてまた、劇場公開時にはプレスによれば100分だったそうである。(さんまさん多謝!)
この違いはどこにあるのだろうか?
以前酔拳のバージョン比較をやったことがあるが、今回は「帰って来たドラゴン」の各バージョンを比較してみた。
比較・分析した結果を以下に示す。PDFはこちら
国内の89分という数字は、もちろんカットされているため短くなっている。(NTSC方式)
全長版が100分という長さであるのなら、香港盤VCDなどもその全長版であるはず。
実際には約95分の時間長を持つVCDだが、問題はPAL方式の早回しなのである。
国内DVDと比較すると、カットされている部分はだいたい次の様であった。
・序盤の孫嵐がイスにすわるシーン(約52秒)
・石天の出てくるシーン(約8分49秒)
合計約9分41秒がカットされている。但しこれはPALでの時間となるので
581秒×1.04≒604秒
が、カットされた合計時間になる。
全体では95分×1.04=98.8 分=98分48秒となるから
カットされた604秒を引けば、
98分48秒ー604秒=88分44秒となる。
これはパッケージ記載のの89分には若干足らない。
しかし、実際にJHVのビデオをみると思遠影業のロゴ、オープニングからエンディングまで89分には少し足らず88分台のランニングタイムであった。(DVDは1時間28分22秒、つまり88分22秒だった。ビデオと同じである)
ここで、なぜこの様な短いバージョンがリリースされていたのかを考えてみるとしよう。
まず香港での公開が確認されていないのだが、確かに当時の記事によれば『神龍小虎闖江湖』製作直後、公開できなかったという。
公開されてないにしても当時は映画館の都合でどんな映画でも90分前後で切られるのが常識であったそうだ。
80年代、国内で発売するに当たってメーカーが取り寄せたフィルム(またはビデオ)はすでにカットされたものであったと考えられる。
つまり、これを発売するしかなかったという話にはならないだろうか?
残るは劇場版の100分という数字だ。
上記の約99分に加えて本当にプラス1分の映像が含まれていたか、1分は単なる誤差として考えるのか・・・。
それはいまとなっては見る事はできないのでファンの皆さんの解釈にお任せすることにしたいと思う。(個人的には1分の映像は無いものと考えている。もしあるなら是非見てみたいものです。)
発売されたことがある。その表記されている収録時間は90分または89分であった。
そしてまた、劇場公開時にはプレスによれば100分だったそうである。(さんまさん多謝!)
この違いはどこにあるのだろうか?
以前酔拳のバージョン比較をやったことがあるが、今回は「帰って来たドラゴン」の各バージョンを比較してみた。
比較・分析した結果を以下に示す。PDFはこちら
国内の89分という数字は、もちろんカットされているため短くなっている。(NTSC方式)
全長版が100分という長さであるのなら、香港盤VCDなどもその全長版であるはず。
実際には約95分の時間長を持つVCDだが、問題はPAL方式の早回しなのである。
国内DVDと比較すると、カットされている部分はだいたい次の様であった。
・序盤の孫嵐がイスにすわるシーン(約52秒)
・石天の出てくるシーン(約8分49秒)
合計約9分41秒がカットされている。但しこれはPALでの時間となるので
581秒×1.04≒604秒
が、カットされた合計時間になる。
全体では95分×1.04=98.8 分=98分48秒となるから
カットされた604秒を引けば、
98分48秒ー604秒=88分44秒となる。
これはパッケージ記載のの89分には若干足らない。
しかし、実際にJHVのビデオをみると思遠影業のロゴ、オープニングからエンディングまで89分には少し足らず88分台のランニングタイムであった。(DVDは1時間28分22秒、つまり88分22秒だった。ビデオと同じである)
ここで、なぜこの様な短いバージョンがリリースされていたのかを考えてみるとしよう。
まず香港での公開が確認されていないのだが、確かに当時の記事によれば『神龍小虎闖江湖』製作直後、公開できなかったという。
公開されてないにしても当時は映画館の都合でどんな映画でも90分前後で切られるのが常識であったそうだ。
80年代、国内で発売するに当たってメーカーが取り寄せたフィルム(またはビデオ)はすでにカットされたものであったと考えられる。
つまり、これを発売するしかなかったという話にはならないだろうか?
残るは劇場版の100分という数字だ。
上記の約99分に加えて本当にプラス1分の映像が含まれていたか、1分は単なる誤差として考えるのか・・・。
それはいまとなっては見る事はできないのでファンの皆さんの解釈にお任せすることにしたいと思う。(個人的には1分の映像は無いものと考えている。もしあるなら是非見てみたいものです。)