電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

蛇拳が無料公開中!

2024-12-30 21:00:05 | 成龍的電影

こんにちは、醒龍です。

いろいろユーチューブで見ていて気が付いたのですが、現在ソニーピクチャーズの公式チャンネルにて「蛇拳」の本編動画が無料公開されてるんですよね。

 

このブログでも何度も登場した「蛇拳」ですが、こうして公式から無料オープンになるのはうれしいですよね。(酔拳は無料公開ではなく、今回蛇拳のみのようです)

個人的にはあの思遠影業の青い渦巻きを見ただけで、ワクワクしちゃいます(笑)。

昔はβのビデオなどが最初に発売されてましたけど、まだソニーではありませんでしたね。

そのあとDVDが発売されて、その頃からずっとソニーピクチャーズで変わってないですね。(とあるメーカーから一瞬出てたかな?)

その後も新しいDVDブルーレイも日本語入りで出たりして、4Kとか2Kリマスター版は出ないのかな?


まだデッキも奇跡的に残ってますよ!

字幕とはいえ、蛇拳が高画質でスマホでも手軽に鑑賞できちゃいますからありがたいと思います。

年末年始に蛇拳を見るというのも、なかなか良い事と思いますので、お時間ありましたら是非に!

 

 


作品詳細はこちら https://www.sonypictures.jp/he/745315

1978年『蛇拳』(字幕版)【映画フル公開】 真剣勝負のなかにコミカルなアクションも楽しめる、これぞジャッキーが生んだ香港カンフーアクション!

【あらすじ】 百年来の仇敵、鷹爪塾と蛇形塾。ある時、鷹爪塾は目障りな存在の蛇形塾を滅ぼそうと、次々と蛇形拳の使い手を倒していく。そんな折、道場で稽古台にされ屈辱の毎日を送る青年、ガンフーは 一人の老人と出会い、技を仕込まれる。彼こそが蛇形拳の達人、バク・チョンティンだった。そして遂にバク・チョンティンにまで鷹爪塾の刺客が迫る。窮地に陥った師匠を救うため、彼らに戦いを挑むガンフー。果して鷹爪拳を打ち破れるのか!

【キャスト】

ガンフー:ジャッキー・チェン

バク・チョンティン:ユエン・シャオティエン

ショングン・ヤッワン:ウォン・チェンリー

【スタッフ】

監督:ユエン・ウーピン

製作・脚本:ウン・シーユアン

 

© 1978 Seasonal Film Corporation. All Rights Reserved.

#ソニーピクチャーズエンタテインメント #movie #無料公開 #映画 #映画フル #フル #蛇拳 #ジャッキーチェン #成龍 #香港映画 #アクション #カンフー映画 #カンフー #ユエンウーピン #袁和平 #桃白白 #バーチャファイター #猫 #蛇 #jackiechan #snakefist


【映像ソフト】

ブルーレイBOXはこちら

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロテクター

2024-12-18 08:59:00 | 成龍的電影

こんにちは、醒龍です。


BSトゥエルビで放送中のジャッキー・チェン特集。毎週金曜20時から今月末までかな?やってますねー!



先日録画しておいたヤツを短時間だけ鑑賞しました。お茶の間で観れるジャッキー映画最高だね〜。普段はもっぱらPCでみてるからテレビでは見ないけど、吹き替え入りだからアレね!

平日の朝は忙しいから、10分だけとかで毎日楽しむなんて鑑賞方法も良いかもね?!

拳銃持ったジャッキー刑事のカッコいい姿を朝から見れていい気分♫

10月からはじまって、ラストスパートの今月は、ポリスストーリーシリーズなど刑事役が続くので、要チェック!




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

少爺兵とは?

2021-07-26 17:00:09 | 成龍的電影

皆様こんにちは。醒龍と申します。

梅雨明けしてから一気に暑くなり、夏本番。突如体に変化が現れたり、そしてそれが不自由になる元凶だったりすると、やっぱりストレスとなってしまいますね。口内炎って冬の季節になりやすいらしいけど、今は夏。そうすると、なんですかね~?疲労か何か。ビタミンB2不足との情報もあり、牛乳を飲んだり、栄養補給したりしてます。あとは漢方かな?何とか早めに治しておきたいところ・・。

さて、今回の記事は「少爺兵」について。はじめて聞く言葉ですけど、そうアレですよ。「ドラゴン・ロード(『龍少爺』)」。あの映画でジャッキーが演じてたのが、阿龍(ドラゴン)で、コワーイ道場主の息子、つまり若旦那。タイトルは「ドラゴンの若旦那」とかって何かに書いてあったっけ。

これが何かと言いますと・・、これは後ほど。

先日、邵氏の映画雑誌、南國電影'72/5月号を読んでいて、『十面埋伏』(のちに『埋伏』と改名)や『蕩寇誌』の新作紹介記事があったので、これ以外の映画での成龍出演の可能性についてツイートしたところ、何とフォロワーのOさんがこう教えてくれたのです!

Oさん「エキストラ時代に水に落ちる演技をしてたら、ジャッキーは溺れてしまって・・・」

  「ティ・ロンがそれ見て、何やってんだと、笑ってた時期のお話?」

私「えっ、マジ!?」

 

要約すると、このようなやり取りだったのですけど、この話を私はこの時はじめて知りました。

この驚異の新事実に私は飛び上がるような気持ちでした。

twitter開始して10年以上経ちますが、twitterやってて良かったなぁと感じた瞬間でした。

話せば、非常に長くなりますが(なるべく短く簡潔に書いときますw)、要するにジャッキー・チェンという人と、ショウブラザース(邵氏)のトップスターとの接点というのは稀で、仕事上殆ど関わることが無かった訳なのです。(70年代の話)当時、会社が異なるスターたちの競演、コラボというのは物凄い魅力があるんですよね。例えば、ゴールデン・ハーベストのスター黄家達が邵氏の映画に出た!なんて話とか、とにかく全く信じられない話な訳で・・。

ジャッキーや七小福のメンバーが邵氏のスターと共演するなんて話。それを聞いたらビックリします!そのルーツを過去、いろいろ調べたことがありますが、私の記憶には何も残っていません・・。

 

そして、これはフォロワーのIさん(多謝!)からの情報になりますが、トークショー『今夜不設防』でジャッキーが海で溺れそうになった映画の話をしているというのです。衝撃ですね。実際にその時の様子を喋ってるというのですから。

今回その詳細は、香港のその番組で知ることとなりました。これはあの、ジェームズ・ウォン(黄霑)、ニー・クワン(倪匡)、チャイ・ラン(蔡瀾)の3名がレギュラーで、毎回ゲストを呼んでおしゃべりする番組(89年スタート。現在は終了)なんですよね。

日本の番組でも映画スター、芸能人などを呼んで楽しく語り合うトーク番組なんて、

スター千一夜(すたーせんいちや)

ぐらいかなと思いますけど、とにかくこういった番組はあまり無かったと思います。

番組そのものの存在は知っていましたが、すべて広東語でのトーク。やはり敷居が高く、内容については全く把握できずにいました。ゲストとして2回出演したのはジャッキーだけのようで、これは快挙ですね。

・youtube

https://www.youtube.com/watch?v=qVaz3xinReE

・音声が若干ずれていますが、こちらは字幕あり

https://www.bilibili.com/video/BV1jD4y19794

今回ネタにしているのは1回目の放送で、約3分間のそのトーク部分を要約すると、

・張徹の『水滸傳』でのエピソード

・当時は唐佳や劉家良の班とは別の徐二牛の班だった

・王青と仲良かったので彼が劉家良に紹介してくれた

・刀を口にくわえた役でおぼれそうになった

・船頭に代わったら、今度は船酔いした

・水につかっている水閘の衛兵をやった

というような事をジャッキーは話していました。個人的にはジャッキーの口から唐佳の名前が出るなんて夢のような話でした。出来たら唐佳についてじっくり話をしてもらいたいですね。とにかく早口でいろんなジェスチャーを入れながら喋るジャッキー。あと、手を頭の上にあげて遠くを見るようなポーズも取ったりしてましたね(笑)。

日本ではあまり注目されていないのか、こういったネタが埋もれてしまった形になっているのが残念ですね。この番組は毎回ゲストが多数出演されていますので、まだまだ日本のファンが知らないエピソードなどがあるのかも知れません!

ただまぁ非常に気になる話なのですが、どこまで正確な話なのか、やはり現状の残された映画を見てみるしかありません。

そして、またまたフォロワーのKさん、Hさんからのありがたい情報。当時のロードショー誌に例の記事が掲載されているというのです。フィービー・ケイツが表紙のこちら。

ロードショー誌89年10月号に掲載された記事を引用してみると、

(以下、引用)

C:昔けっこうドジなことをやったとか。「おぼっちゃま」というあだ名までつけられて。

J:(笑)そう。スタントマンやってた時代は結構ドジなことをやりましたね。「おぼっちゃま」っていうのは、要するに何も出来ないという意味なんだから。一つ、エピソードを思い出した。僕は昔、別のスタントマンの組に呼ばれた事があるんです。(中略)そしたらアクション監督にお前は海賊をやれと。でも本当のことを言うと、僕は水泳はあまり得意じゃない。まぁ仕方がないので監督に言われた通り海に入って泳いで海の中で撮影を待った。しかし、僕はもう海の中で疲れて溺れそうになった。(中略)そしたら、じゃあお前は船に上がれ。船の上で立っていればそれでいいと、監督は言う。僕は船に乗って、ティ・ロンのそばで立っていた。暫くしてから、監督はまた僕が見えないのに気づき、ティ・ロンに「おい!あいつはどこへ行っちゃったんだ?」と怒鳴った。

するとティ・ロンが「あいつはもう船酔いで倒れてるよ!」って。僕は本当に倒れてたんですよ。それ以来「おぼっちゃま」のあだ名を付けられちゃった。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

とまぁ今まで聞いたことが無かった寝耳な内容。日本の映画雑誌って、この手の記事の場合は映画のタイトルを記載していて(但し、そのタイトルはいつも間違ってるんだけども・・。)、それでもこの映画の事なのかとすっと頭に入るのだが、今回の場合は題名が書かれておらず、読者もいったいどの映画の事なのか分からないですね?雑誌で記事にするのに、当時はこんな内容でOKだったんですね。

雑誌では少爺兵の事を”おぼっちゃま(兵)”。と表現しています。兵士役だけどお金持ちのお坊ちゃまで、溺れたり、船酔いして何もできない状態。それでそのあだ名が付いたという笑い話ですね。ドラゴン・ロードでもお金持ちのおぼっちゃまでした。

私がはじめて知った今回のこの少爺兵のエピソード。日本へ留学経験もあって、日本語も堪能な蔡瀾氏が、とにかく事情通ですから今回のエピソードをジャッキーからキャッチしてそれを番組や雑誌に是非とも取り上げようという意向があったように思えました。香港の雑誌なんかにももしかすると当時掲載されていたかも知れない。

では、ここからが本題。

トーク番組、雑誌、フォロワーさんからの情報、私が映像を確認したもの。これらをまとめて整理してみると、

・ジャッキーの顔が確認できたのは、閉まった水閘の前で海面に顔だけ出していた『蕩寇誌』のみ。【写真1】

・『蕩寇誌』で刀をくわえて海を泳いでいるのは、トン・インチャン(唐炎燦)。【写真2】

・『蕩寇誌』では船頭として元奎が確認できるが、ティ・ロンはここのシーンには不在。【写真3】

・大きな船でティ・ロンと七小福(元奎)がいたのは『大海盗』。【写真4】

・ティ・ロンが『大海盗』で船酔いしたジャッキーの代弁をしたという話の記事(中文)がある。(参考)

・『大海盗』では石天の小舟に乗って漕ぐ王青のシーンがあるが、海中で刀を口にくわえるシーンは無い。【写真5】

・『水滸傳』では4隻が着岸する数分の浅瀬のシーンがあるが、七小福は無関係。【写真6】

ということで、少なくともトークショーの話は1つの映画(『水滸傳』)だけの話ではない事が容易に分かります。

写真1写真2写真3

写真4写真5写真6

 

「少爺兵」についての私の解釈はこうなります。

『蕩寇誌』は『水滸傳』の続きであるので、それは1つの『水滸傳』として考える。番組のスタンス、溺れた、船酔いしたというのはこの水滸伝でのエピソードを指しており、『大海盗』のことではない。これは本人ではなくともナイフを咥えて泳ぐシーン、船頭もおり、事実と合っている。同じ年に後から撮影したティ・ロン主演の映画が『大海盗』だった。つまり海賊のティ・ロンが出てくる船の話は『大海盗』しかあり得ない。先の映画で「少爺兵」と渾名の付いたジャッキーは船の上にはとても居られないので、外国船を襲撃して金塊を奪うシーンでジャッキーは離脱、『大海盗』の本編には登場していなかった。ティ・ロンの話だけをするならそれは『大海盗』になる。これが真相だと思います。

しかし・・・。

そしてまた、もう1つ。鮑學禮と関わっていたという事象が今までずっと解決できずにいましたが、以下の見解で氷解したと思います。以前書いた9年前の記事(『満洲人』)の下記リンク先を参照していただきたいのですが、

https://blog.goo.ne.jp/leecoo/e/963cee4f7119372c27348c48fbb22d44

その記事では中盤辺りで、

この時期(72~73年頃)に鮑學禮と関連のある映画にジャッキーが関わったということになると想像できます。

と書きました。この時思った事がおそらく間違っていなかったと確信したいのですが、今回関与を確認できた『大海盗』が正にそうではないでしょうか。その証拠の1つとして、まずは『大海盗』の監督の1人として鮑學禮がクレジットされているのが確認できます。やはり張徹というよりは鮑學禮の方がより近いポジションと考えられます。

ここで、前述の『大海盗』と『蕩寇誌』の撮影時期の近い2本について。『蕩寇誌』の方は、上記の通りジャッキー出演を確認済みでしたが(19年の記事参照)、鮑學禮は関与していません。この映画で方臘を演じた朱牧がいきなりボスを演じてます。怪しいですね。ここでどういう訳か朱牧が出てきました。

その記事に書いたゴールデン・ハーベストの映画(これは『ドラゴン怒りの鉄拳』か『アンジェラマオの女活殺拳』のどちらかであるが、『ドラゴン~』は早すぎるので、『~女活殺拳』が濃厚)の撮影現場に現れた鮑學禮がジャッキーに仕事を依頼したのは73年の『満洲人』ではなくて、もしかすると、もっと早い72年の映画である可能性も出てきました。それがこの『大海盗』であったと思うのです。そう、ロードショーの記事で最初に誰かに呼ばれましたね。でも、誰から呼ばれたかは書いていませんでした。トークショーでは王青と言っていたと思います。ただ、事実はそのままそっくりこの話の流れの通りではないと思います。ライバル会社の撮影現場だったり、ジャッキー個人に仕事を依頼することも疑問だし、実際のところ、映画の撮影の時期などから検証してみるとこういった結論になった、という事ですね。

ここのところ、長年積み重ねてきたデータを整理してました。72年頃の流れを整理すると、こうなります。

『水滸傳』(72年1月撮影)・・・出演シーンなし(おそらく無関係)。

『蕩寇誌』(72年2月撮影)・・・朱牧(Mr.BOO!)がゲスト出演してラスボスを演じた。彼の会社大地影業へ引き抜く。

『頂点立地』・・・大地影業出品、朱牧監督。林秀と共に出演(王青主演)。

『女警察』・・・大地影業出品、朱牧監督。林秀と共に出演。

『アンジェラ・マオの女活殺拳』・・・この時、鮑學禮がコンタクトして、仕事を依頼。

(サモハン、唐偉成のうしろに座っているのがジャッキー)

『大海盗』(72年11月撮影)・・・監督の一人、鮑學禮がどのパートか不明だが、ついにティ・ロンとコラボ!

                  王青も船漕ぎの一員として出演。この頃には劉家良にも紹介できるはず。 

あと、ティ・ロンにはもう1つの水滸伝『快活林』(72)があります。こちらは未見なのですが、スタッフ、出演者を見るとジャッキーが関わっている可能性が高いメンツとなっています。いつか見てみたいですね。

ちなみに、邵氏のベテラン監督、李翰祥の風月片『金瓶梅』(74)にのちのジャッキーが出演していたのも、そもそも朱牧が李翰祥にジャッキーを紹介して何本か李翰祥の映画に出演することとなったからでしょう。ジャッキーを子供の頃からよく知っていたと思われる朱牧の話はまた次の機会にでも・・。

 

最後になりますが、内容整理に少し時間がかかりましたが、これでスッキリしました。ご協力いただいたフォロワーの皆様には大変感謝しております。この場を借りてお礼を申し上げます。

<おわり>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝!ドランクモンキー酔拳 劇場公開40周年

2019-06-26 20:25:44 | 成龍的電影

こんにちは、醒龍です。

まだまだ梅雨明けは来ないですが暑い日が続きますね。来月は7月ということで夏真っ盛りになりますね。夏と言えばやっぱり酔拳がぴったりですね。なーんて。

ジャッキー・チェンが日本上陸したのが、79年。昭和でいうと昭和54年。今年が令和元年。何年前かなぁ、なんて和暦で数えると元号も変わったりして分からないですね。

そうなんです。早いもので来月でちょうど40周年。これはお祝いですね。折角だからイベントでもあればいいのになぁ。

せっかくなので太陽の下で酔拳のポーズを取るジャッキーをイメージして記念の絵を書いてみました。大したことのない絵ですが。

公開日は7月21日ですが、東京では先行上映がその日からだったんですよね。なので、全国ロードショーは8月4日からだったと思いました。地方で公開されたチラシの裏にはバーンと8月4日のハンコが押してありましたのでたぶんそうだと思いますね。まだ当時は行けませんでしたけども・・。


ジャッキーの旧作は吉祥寺東映とか三鷹のオスカーあたりでいっぱい観ましたね。当時は拳シリーズの劇場版ポスターがチラシ屋で150円で売ってたのでよく自転車で買いに行きましたっけ。昔をいろいろ思い出しますね。酔拳や蛇拳のは先日惜しくも亡くなられたモンキーパンチ氏のイラストを使って当時は本当にとことん日本独自路線を展開していたのがうれしくてとても懐かしい気がします。

オリジナルの海報は数種ありますが、やはり日本名ドランクモンキー酔拳の元となった英原題"Drunk Monkey in the Tigers Eyes"の表記と、ポスター上部に横書きで"蛇形刁手第二集"と入った物がそれっぽくていいですね。これがマストでしょう。

変更されたDRUNKEN MASTERはよく見ますが・・。

テレビでも酔拳はほぼ各局で放送されてましたけど、フジの初回放送が衝撃的でしたね。たまたまその日は家族がいなくて1人で見てたんですが、最後まで見終わったあと興奮してたのを覚えてますね。分かる方には分かると思うのですが、なかなかあの興奮は味わえないものだと思います。

それから20数年後、テレ東の21世紀特別編も良かったですが、とにかく昔から日本で一番愛されてるのが酔拳だと思いますね。

そうそう酔拳について1つ思い出しました。テレ朝バージョンってのがあって、これがちょっと違うんですよ。

テレ朝オープニング。トリミングされてますが割とキレイです。

右端に袁信義の顔もハッキリ映る、
ちょっとフィルムにキズが入ったような画像ですが、これがテレビ局の放送媒体として使われたことに驚きました。(副音声は無し)

”導演 袁和平"の出るタイミング。フジテレビで最初に流れた時はジャッキーの酔拳演武の中で出てきましたよね。

テレ朝のここの部分が謎で、なぜか違うタイミングなのです。忘れてましたけど、ずっと残ってしまった謎でした。

オープニングの拳法混乱(カンフージョン)がカットされ、いきなり本編がはじまる
この謎仕様について今回ちょっと、考えてみました。

テレ朝バージョンは、ババーンという激突音とともに将軍令からスタートします。

ココより前の部分が気になる部分なんですけど、本放送ではカットされてしまって見ることは出来ませんでした。

仮にですね、これがロングVerのプリントであったと仮定すると、ちょっと信じられない事が考えられるんです。(もちろん推測の域を出ませんが・・)

将軍令より前の部分は・・・。これはもう北京語版などで見られる黄正利と袁信義の場面しか考えられないんですね。

袁和平のクレジットは道場で出てくるので、その前のクレジットは酔八仙の書を開いたときの"監製 吳思遠"(ここがポイント!)と、当然あの某野外ロケ地になるはずです。それは同時にカンフージョンが流れないことを意味しますね。(同じ導演のクレジットが出るタイミングが2度出ることは考えられないため)

あと、以前から不思議だったのがフジのは酔拳のタイトルが映画の中で出て来ないんですよね。元のフィルムであれば必ずどこかにはあると思うんですが、これを不自然と思う局のスタッフさんは何らかの形で付け足しすることもありますね。配給会社がカンフージョンのオープニングを作ったので酔拳のタイトルを入れる場所が無くなってしまった格好ですね。本当なら香港版や8ミリのダイジェスト版みたいに酔八仙の書を開いた時にバーンと出るのが自然なタイミングでしょうか。

フジとテレ朝の違いとしては、導演と監製の順序が逆になっています。フジはカンフージョンの後、監製がなぜか最後となっていてそこでオープニングが終わります。テレ朝は最初に監製ではじまって最後に前述の導演が出るという具合です。これも本物っぽい気がしますね。

ちなみに、オープニングと場面が道場に切り替わるこのつなぎの部分が酔拳の編集のキモで、無数にある各国でリリースされた映像ソフトの中には導演の中文クレジットが飛んで消えてしまっているものもあります。

私の考えを整理すると・・・、劇場版は2種類あって、先行時がロングバージョン(カンフージョン無し)。
8月の正式公開では道場のシーンの無い短縮版という2つのバージョンだったのかもですね。

フジテレビの放送は短縮版のオープニングと道場場面を挿入したもの。テレ朝はロングから冒頭~激突音の直前までをカットして、さらに放送枠に入る程度に短くカットしたような状態だったと思われます。そうすると、短縮版では将軍令はなかったのかな??

2週間という先行上映の期間中、見ることが出来たのが一部の地域だったからこそ、このバージョン違いも可能性としてはあり得るのでは?と思ってます。

先行版と全国版とその両方を観た方がいてかつその差異が分かる人もおそらく殆どいないと思われますが、シーゾナルから提供されたものが先行版に近かった物だったかも知れませんし、独自の編集を加え全国展開されたとしたらスッキリしますねぇ。

当時は配給会社の都合もあって、映画をいつ、どのプリントで公開するというような事情は、今とはまったく違ってもっと複雑であったはずです。(これは会社によっても随分違ったのではないかという認識です)

そんな細かな事は観客はもちろん知りませんし、興味がない人にはまったくどうでもいい話です。

しかしファンは細かい部分の真相が知りたいので、今までもやって来たようにいろいろとああでもない、こうでもないとファンは議論し続けてきました。

推測の域を出ないのですが、好きであるからこそこんな事を考えていられるんですね。

とにかく、私もいつまで経ってもやっぱり酔拳が好きなんです。
40年前、日本の観客を前に主題曲"カンフージョン"をバックに華麗な酔拳を見せてくれたあのジャッキーの勇姿・・・。それはドランクモンキーとして、最高のデビューシーンだったのではないでしょうか。

以上、忘れかけていた疑問や謎について整理、考察してみました。

今夜は、気持ちだけロン毛のジャッキーになって(カツラは持ってませんw)お酒飲んで楽しく過ごしたいと思います。

See you next time!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザ・フォーリナー 復讐者

2019-05-03 15:02:50 | 成龍的電影

こんにちは、醒龍です。 

令和元年。GW真っ最中ですが、いかがお過ごしでしょうか。世間は令和、令和で大騒ぎ。新しい元号・令和にちなんだグッズなんかもいっぱい出て日本はお祭りですね~。ホント、景気のいい明るい世の中になって欲しいですね。

さて、本日5月3日、本国より公開が遅れて遅れて約1年7カ月。待ちに待ったジャッキー新作映画「ザ・フォーリナー復讐者」(原題:『英倫対決』)がついに公開されましたね~。私も早速、初回上映の映画館へ飛び込んで来ました。

レビューはまた後日にでも書きたいと思いますが、アクションはもちろん、ジャッキーの迫真の演技に是非注目してみてください。Let's Go!!

 

エンディングテーマ(普通人) 

『ザ・フォーリナー復讐者』

本日(5/3)から絶賛公開中

 

(C)2017 SPARKLE ROLL MEDIA CORPORATION STX FINANCING, LLC WANDA MEDIA CO., LTD.SPARKLE ROLL CULTURE & ENTERTAINMENT DEVELOPMENT LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

 


【原作小説】

平成8年に刊行されました。映画とちょっと違います。あなたは先に読む派か後に読む派か!?

チャイナマン (新潮文庫)
Stephen Leather,田中 昌太郎
新潮社

 

【サントラCD】

※ジャッキーが歌う主題曲は含まれません。

Ost: the Foreigner
Imports
Imports

 

【作品Blu-ray】

※インポート盤のため、日本語字幕は含まれません。

Foreigner/ [Blu-ray] [Import]
クリエーター情報なし
メーカー情報なし
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひさびさの映画鑑賞

2019-01-02 11:47:15 | 成龍的電影

明けましておめでとうございます。

2019年になりましたね。今年の正月休みは短いですが久々にジャッキー映画を楽しみました。

今回鑑賞したのは『蛇拳』です!いつ見ても『蛇拳』は面白いですよね~。

やはり正月になると、ジャッキー映画を見たくなってしまいます。以前は良く見ていましたので、その頃のイメージが定着しちゃっているのだと思います。

この『蛇拳』はテレビに繋がっているHDDに残っていたのですが、これは数年前に録画したものと思います。(消さないように、しっかり保護してますがw)HDDもすぐいっぱいになってしまうので時間があるときに整理したいですが、保護されてる映画や番組がいっぱいあるのであまり減らすことが出来ないかも・・・。困っちゃうなぁ。

新年を迎えて、HDDを新しくするというのも良いかも知れませんね。

とにかく2019年のスタートです。ということで当ブログはひさびさに『蛇拳』でスタートしました。また、時間があればブログも少し書いてみたいと思います。

今年一年どうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

龍拳(日本劇場公開版)

2014-12-24 22:22:24 | 成龍的電影

『龍拳』はご存知のように笑いの一切ないシリアスな復讐劇です。

この映画のセリフはひとつひとつ重みがあり、広東語ではあるけれども、心の奥に響くセリフなのです。セリフをそっくりそのまま今でも覚えていますが、それ以前に劇場版のフィルムの編成は本当に素晴らしい出来でした。オープニングは、ラストバトルのダイジェストで、武術大会そのものはカット。

不要と思われたファッツォのシーンを削除し、質を高めていました。

これに小清水氏のオリジナル主題曲をはじめとする音楽が挿入された完璧な編集であったのでこれ以上言うことはありませんでした。

今回の商品化パッケージが届いたので早速見てみました。一箇所だけ気になる部分がありましたが、当時の記憶が鮮明によみがえって来たようでした。(旧友との帰り道での会話など。)なぜかクラスでは話題にならず、観た人間が極少数であったんですね。

しかし、ヒーローは間違いなくそこにいたのです・・・。私の懐かしい忘れられない思い出です。

是非、ゆっくり堪能してもらいたい映像ですね。12/24(記)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャッキー・チェンが端役出演。邵氏『黒店』(1972)について

2014-09-05 00:40:18 | 成龍的電影

今回の記事ですが、『黒店』という作品について書いてみます。この『黒店』という映画は1972年に製作され、邵氏にて葉榮祖が監督、女優シー・ズーや康華名義の董力(トン・リー)が主演した映画です。

 ロシア語音声、日本語字幕バージョン

董力が主演と言いますと、帝國影業の『過關斬將』(74)や蛇女ゴーゴンのような美女が登場する『蛇妖精(「蛇群拳~殺人スネーク対飛剣カンフー~」』(74)がありますね。私が最初に彼を見たのが「少林寺秘伝拳」(76)というヤツでして、ボスのタイコーが繰り出す毒龍掌が印象的で、序盤にそのボスの魔手にやられてしまった董力の黒い手形の付いた背中を治療するオババが現れてダラダラと黒い血が流れ落ちて見事に復活するというシーンがとにかく強烈でした!。全体的にまとまっていて同時期の少林寺モノとしてはカーター・ワンが不在でもそれなりに楽しめましたし、なかなか良く出来たカンフー映画でした。

この董力ですが、私は昔から井上順にそっくりに見えてしまったので、勝手に井上順と呼んでいましたね(笑)。

井上順トンリーちょっと似てませんか?顔の造りがそっくりなんです。特に鼻がね(笑)。もしかして年齢的にも近いんじゃないでしょうか。

冒頭、”酔楽酒楼”で一杯やっている連中。ここで飲んでいる輩の大勢いる中で目立つ剣士・査小魚(この董力)と張彩屏(シー・ズー)の前に、酔いどれ和尚(石天)が登場します。

『黒店』という映画は、内容としてはキン・フーの『龍門客棧』(67)のエピゴーネンと思われがちですが、実は同じキン・フー監督が邵氏で撮った『大酔侠』(66)から受け継いだ要素も相当盛り込まれていたりしますよね。キン・フーを相当意識した、つまりキンフーが気に入らなかった要素も存分に持ち込んだミックスしたような映画になるのではないでしょうか。

そもそも”黒店”とは、旅人を殺したりその金銭を奪うために開いた宿屋・・・と辞書には書いてありましたが、この映画では金銀財宝を持って任期を終えた省の長官が帰郷する噂を聞いて、獲物を狙う店側の人間と”黒店”にやってくる多彩な訪問客のドラマが展開されます。

それではちょっと、馴染みのある顔ぶれから紹介してみたいと思います。まずは午馬演じる白塗り浪人ですが、これは『大酔侠』で陳鴻烈が演じた玉面虎を意識したキャラクターでしたね。午馬は今年の2月に肺癌で惜しくも亡くなってしまいましたが、(葬儀にはサモ・ハン夫妻や成龍、張徹一家の姜大衛やティ・ロン、そして石天の顔もありました。)この映画では役者として出演していました。キョンシーもどきの湘西五通鬼を引き連れていましたね。

 ピョンピョン跳ねる湘西五通鬼の連中

今回、鄭壽山という名のボスとなった谷峰も『大酔侠』では盗賊の一味に扮していただけだったので相当出世しましたね(笑)。あと、『空中必殺・雪原の血闘』(71)では雪の上を歩いても足跡が残らなかったのですが、今度は逆に客棧内の階段を昇ると足跡がつくという、何という術なのか分からない点は同じと言えば同じですね(爆)。今回は剣をムチに持ち替えた神鞭鬼王となって堂々とした”ムチの鬼”ぶりを見せつけています。

石天は一見何者か分からないのですが、ひょうたんを持った和尚ですね。冒頭から登場しストーリー的には重要な役目を果たしますが、最終的にどんな人物だったのかは読めてきます。見た目は『大酔侠』の酔猫(岳華)をややイメージした感のある乞食のような役柄となっています。

七小福のメンバーだったユン・ワーもちょっとだけ顔を出します。先の湘西五通鬼の一人としてですが、キョンシーのようなのにまだキョンシーとは呼ばれていないのが特長で、このキョンシー軍団(ニセ)を使ったアイデアは時期的にも驚異ですし、どこで仕入れたネタなのでしょうか?

 不気味な顔のユン・ワー。どこから持ってきたの??

そして、何と言っても同じく『大酔侠』で悪和尚を演じていた楊志卿が、今回はストーリー上、最重要人物の海剛峰に扮しているのでニヤニヤせずにはいられませんでしたね。

この映画のように客棧を舞台にした映画は、キン・フー監督が何本も撮っていたように最も得意とした映画であり、監督曰く客棧を用いれば脚本さえ要らなくなるとかで、映画が撮りやすくなるパターンなのでしょうね。つまり客棧はキンフー映画のジェネレータの役目なんですね。

そして、当然ながら葉監督はキンフーの影響を受けたということになると思うのです。客棧を使うものは大抵は京劇の立ち回り代表作である『三岔口(さんちゃこう)』から来ているそうですから、この黒店も多分そうなのでしょうね。あと、鍾馗嫁妹という姉妹の話を扱った京劇もあったりしますが、要するにみんな最初は京劇からとなっちゃいます。セリフが少なくて映像を見せるという作劇方は京劇の影響を受けたキンフー映画の特徴だった訳です。京劇ってやっぱり凄いですね。

王侠扮する初代店主・高三風の店、”高家客店”にやってくる客は多く、この店の料理も有名らしく料理人が作る料理は、なんと人肉饅頭であるのでした!

人肉饅頭というとアンソニー・ウォンのスプラッター映画『八仙飯店之人肉饅頭』を連想してしまいますが、シナリオライター葉逸芳(葉榮祖監督の父上様)は人肉好きで、『女侠賣人頭 』(70)でも女剣士が斬った生首を売ろうとするビックリ仰天映画の脚本を書いていたりしています。『黒店』劇中にも名前が出て来た『鍾馗娘子』も同氏の書いたシナリオですね。(葉逸芳は引退間際だったのですが、この『黒店』で初めて親子共同製作が実現しました。)

この人肉饅頭プロットの元ネタとなっているのは、古くは伝奇小説の「西遊記」にも似たようなものがあるようですが、おそらく「水滸伝」に出てくる母夜叉と呼ばれた孫二娘がモデルとなっていると思います。孫二娘は武芸の達人という設定で、夫の張青と経営している店にやってくる客に痺れ酒を飲ませ、果ては人肉饅頭にしてしまうという恐ろしい人物です。『黒店』においては、于楓が二娘ではなく三娘という役名で登場していますので、これはもう明らかですよね。葉親子はキンフーが好まなかった人肉饅頭を使い、つまりキンフーとはまったく逆の描写をこの『黒店』で持たせた訳なのです。

店にやって来た鉄腕ゴールデン・アイこと劉通(演じているのは李皓)。どこで噂を聞きつけてきたのか席につくなり「人肉饅頭を出せ」と言うが、そんなものはある訳ないときっぱり否定されてしまう。このあとのセリフが重要で、誰が店にやってくるのか、またどんな宝を持っているのかを彼が説明しています。

鄭壽山の一行が到着し、店を乗っ取り、店主になりすまします。店主らが変わった事を不審に思う輩もいたりするのですが、そして付き人と2人の守衛を連れた一行の馬車が店に・・・。そこから降りてきたのは噂の人物・海剛峰だったのです。という具合にあとから続々と登場する客人たち。姜南のおっさんやら、三頭蛇(小麒麟ら)に続いて胡(フー)というバイキング・ヘルメットをかぶった男が現れます。周りが”大哥”と呼ぶ実力者です。しかし、これらの登場人物たちはあまり重要ではありません。大して重要ではない人物を次から次へと登場させてハラハラさせられるという具合。ムチの餌食となってしまいますが。

そして、忘れてはならないこの人。小鍾馗こと張彩屏を名乗るシー・ズーは、チェン・ペイペイ正に”鍾馗娘子”のあとを継いだ素晴らしい武侠女星です。(この映画では痛々しい姿でしたので見ていられませんでした。)

 残酷な相手の攻撃に歯を食いしばるシー・ズ-!!!

もう一人、まったく良いところを見せずに結局、董力の剣士に倒されてしまう意外な人物が・・・。途中から店の番頭さんに扮していた衛子雲ですね。荊虎という役でしたが、2人の娘も荊緑、荊紅と同じ荊が付きますから兄弟の設定なのかも知れません。衛子雲は当時、おそらく本名の章恆と呼ばれており、(私が見た功夫片ですと『中國人』(72)や『一條龍』(73)という主演作もありましたね。)台湾のTVドラマで活躍した武侠明星であります。現在は、台湾截拳道アカデミーにて總館長としてジークンドーを指導されています。

若き衛子雲

そして物語後半、海大人の付き人としてマースとのペアリングでジャッキー・チェンが出演していますね。これは『金毛獅王』と同じパターンであり、『黒店』でも武術指導している徐二牛の下についていた時期であることが分かると思います。

最終的に胡大哥の相棒(陳贊剛:右)に殺されてしまう役であるのですが、途中のアクションを含めた登場シーンでは相変わらず顔を極力映らないようにする姿勢は変わっていません。この点、マースは顔映りがジャッキーとは対照的ですね。剣を使ったアクションシーンや素早い動きのシーンもあり、しっかり仕事してるよなぁジャッキー!

 

 

 

 

ラスト、政府の役人たちが黒店にやって来ます。罪人の二人の娘を捕まえるためです。『黒店』の時代設定はおそらく明代ですから錦衣衛ではなくて青い服を着ていることから東廠の人間となるのでしょうか。石天にしてもそうだったと想像できますね。そして、謎の人物・海剛峰は何者だったのでしょうか?

男女の剣士をうまく引き込んで、悪者を退治して民衆を守るという、すべては海大人が計画した一掃策であったのではないかと。また、巡撫という地方官だったのではないか(?)と思っています。

 

長々と書いてしまいました『黒店』。キン・フーのアレンジにして、葉親子のコラボレーションの映画ですから面白い訳ですね。

 

おまけ:
徐二牛関連作品で火星が出演しているものをリストアップしておきます。
”火星の近くにジャッキー在り。”

★金毛獅王 The Golden Lion
★店 The Black Tavern
洋妓 Virgins of the Seven Seas 
★埋伏 Ambush 
鬼太監 The Eunuch 
★惡虎村 Village of Tigers 

注)★は出演確認済み作品。 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヘビ!!なんです

2013-01-08 21:16:27 | 成龍的電影

こんばんは、醒龍です。皆様、今年もよろしくお願いします。
(しばらく更新をお休みしていました。どうもすみません)

2013年がやって来ましたね。干支は「ヘビ」。巳年です。
今年はヘビ年ということで最初は「蛇拳」がいい!と思っていました。

蛇・蛇・蛇。。本物のヘビは気持ちワルいですけど、縁起は良さそうですね(笑)。ガラガラヘビなんて好きだなぁ。映画だといろんなヘビ映画も作られてますが、ヘビを使う拳法ってことで、ここはもちろん「スネーキーモンキー蛇拳」(1978)でしょう!(もう、これしかないっ!!)


SNAKY MONKEY。いやぁーカッコイイ!!!
右から読んでね『蛇形?手』。

”SNAKY MONKEY”って言ってもサルっぽい感じはあまりしなかったけど、流派の争いに巻き込まれる気のいいお兄ちゃんって感じ。相手が爺さんとはいえしっかり教えてくれた恩を返そうと強敵・黄正利を倒すのだ。



蛇拳のジャッキーとじいさん(ユエン・シャオティエン)の会話。ここのシーンとか、二人のやり取りがとってもいいんだよね。(結局、約束破っちゃうんだけど・・・。)


キビシイおじいさんだけど、この「蛇拳」の時がとっても良かった!ちゃんと蛇拳教えてくれるし。(実はネコ舌なのじゃ~)



ジャッキー(成龍)の修行シーンが素晴らしかった。(音楽も最高!) タマゴを飲みこむ手が”ヘビ”だよー!!こんな蛇拳見せるのはジャッキーだけだった(と思う)。


2013年は、このジャッキー・チェン主演映画「蛇拳」がふたたび脚光を浴びて世間の注目の的になってくれたりしないかなと密かに思ったりしています。たとえば、BDソフトの発売なんかもいいかもね。(もちろん日本語音声入りで!)


そういえば、つい最近キャッチした情報ですが、石丸さんの声に似ている人がいるらしい。動画が観てみたい・・。(どんな声なのだろう??)

ということで、遅くなりましたが、今年の1回目更新はおしまいです。 


 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ヤング・マスター/師弟出馬」

2012-09-11 00:00:00 | 成龍的電影

先日、ゴールデン・ハーベストのチョウさんがやってくるという大ニュースを知り、ビックリしましたが、やっぱりハーベストと言えば『師弟出馬』を忘れてはいけませんね。 

今週もうすぐ、「ヤングマスター」などのブルーレイ発売ということで、再びジャッキー・チェンのヒット作を見る機会が到来!またこの映画もどぉーっと普及しはじめることでしょう(笑)。
ジャッキーとキムことウォン・インシックとの激闘はもう忘れられない名勝負として語られていることと思います。
コレのファンは多いと思いますので、またさらにドーンと増えていって欲しいですね。
ここで、ひとつマメ知識を。

ユン・ピョウの使ってたイスってなんて名前だかわかりますか??

漢字2文字で板ともう一文字が
登の下に几って書いてバンドンって読むみたいですが、
このバンドンをつかった武術大会で演技するような
ちゃんとした種目としてあるそうなんですよ。(へ~)

 バンドン・カンフー

・・・ってなわけでマメ知識のコーナーでした。

あと、BDには日本語吹替も初めて収録されるそうですのでこちらも要チェック!
最近は当時のテレビの音声が入るというケースが確実に増えてきていると思います。(ニーズがあることがメーカーサイドにも浸透してきた証拠ですね)。
「ヤングマスター」にもここのメーカーさんの売りである復刻版が入るということで、出来についてはみなさん気になるところだと思います。

珍しくカナダ製のメディアに収録されていたのがいわゆる国際版の本編というヤツですね。違う尺のものがいくつも入るなんてソフトもテレビのように多チャンネル化してますが、時間があれば比較してみるのも面白いでしょうね。(そういえば台湾版なんてのもありましたっけ。)

ただ国際版のように海外のソフトに需要が集中し、買ってみないと何とも言えない、買ったら買ったで期待していたものとはかけ離れている。でも確かめてみたくなる…みたいな、もうそんな時代は終わってしまったのかも知れません。(去年ぐらいからでしょうか、私はパッタリと輸入モノを買わなくなってしまいました)

 国際版タイトル・カット

ワイドなんだけど画質はあまり良いとは言えませんので、キレイなプリントで見てみたいですね。

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする