
この本は、ホリエモンが書いたのではなく、堀江貴文が書いたものである。
私は、ホリエモンに良いも悪いも思っていない、しかし、ホリエモンというイメージはあったことに気付いた。
そしてホリエモンは、今から、堀江貴文としてゼロからスタートするという決意が伝わってくる。
私は、名は体を表すという言葉が好きだ。
これからは、堀江貴文という新しい像を目指して生きていかれることでしょう。
ビジネス書などに、
「○○とは、△×□×▽である」
というような、掛け算の方程式が書いてある。
毎回、なるほどなと思いながら、自分のものになっていない。
本著を読んでその理由が分かった。
ゼロに何をかけてもゼロ。
ついつい成功は、かけざんのように飛躍するようなイメージがるが、
まずは、自分が1にならなければ、ゼロのまま。
そのゼロから1になるのは、足し算である。
ゼロの自分に小さな1を足すことから始まる。
2013年の私のテーマは、「10を知るより、1をする」です。
まさに自分のテーマにふさわしい本に出会いました。
今年は自分なりに、1を足す毎日を送っているつもりです。
たす1は、とても地味で、変化が見えないものです。
自分でもこんなことしていていいのかなと思うこともあります。
でも、「1をする」にこだわっています。
来年は、掛け算をしようかな?
さて、本著は半分が堀江貴文の半生を振り返るもの。
彼のターニングポイントは、小学生の時に出会った担任の先生。
この先生は、「みんなに合わせる必要なんてない、その個性をもっと伸ばしなさい」と教えてくれた。
子どもだからといって、大人の価値観を押し付けてはいけない、ありのままを承認し、理解しているよと伝える。これが、人が変われる原則だと思う。
桃太郎の話にたとえて、流れてきた桃を捕まえるかどうかという話が紹介されている。目の前に現れたチャンスに躊躇なく飛びつくことができるか?
私自身、知人が本著をFBで紹介をしていて、それにコメントしたところ、「読んでみたら」とコメントが返ってきたから、読んだ。ただそれだけだが、チャンスに躊躇なく飛びついた出来事だった。
改めて、ゼロから1の話。
信用のゼロから1は、まず自分で自分を信じるところからはじまる。自信である。
あなたのゼロに何をたして、1にしますか?