中国語というと、発音が難しいとされている。ひとつは、四声という高低アクセントであり、もうひとつは、ピンインがアルファベットで表記されていることである。
中国語のアクセントというと、日本語の雨と飴のような違いに似ているが、maという言葉だと、ma1,ma2,ma3,ma4と四種類もあるうえに、漢字から、直接にはそのアクセントを知ることができない。そのため、「好」と書かれていると「hao3」と読めるように覚えなければならない。
もう一つの特徴は、ピンインの「da」と「ta」は、前者が「何々だった」の「た」に近い発音なのに対して、後者は、「たはぁ」のように息がでることで区別されるようなものがあったり、母音が6つあり、特に「e」と「uウムラウト」は、日本語にない発音なので、中国語ぽさをだそうとすれば、これらを正確に発音することが必要となる。
ちなみに、「e」は、日本語の「え」の構えで「お」と発音する。「uウムラウト」は、ドイツ語と似ていて、「い」の構えで「う」を発音する感じである。
たとえば、「he1」だと、飲むという意味になる。
しかし、複母音になると、また、音が違ってきたりする。
このように、入り口のところで、結構難しくなっている。
しかも、「喝」という字を見たら「he1」と読めるように覚えねばならない。そして、「喝」という字を見て、「飲む」という意味だと言うことも覚える必要がある。
ただ、意味を覚えるのは、日本人にとって、それほど難しくないかもしれない。