NHKスペシャル「戦場の軍法会議」がお盆休みの時期に放映された。
戦争体験者が、死亡により少なくなりつつある中、ここ何年かか、重い口を開き始めている。
やはり、ひとりで戦争に行くわけではないので、一緒に行った人に迷惑がかかるかもしれない
ことは、話されざるままに多くの戦士たちも抱えたままなくなっていったか、今も抱えておられるのであろう。
そして、まだ、生きておられる方も、高齢になられた結果、中には、話しておこうという方が
出てこられたのかもしれない。
そのような番組のひとつが、先日の「戦場の軍法会議」であろう。NHKの緻密な取材を基に
当時の「軍法会議」の実態と戦局の悪化とともに、それがどのように変質したのかといったことが
一人の「法務官」の残した資料をもとに検証されていく。
なかなか見応えもあったし、考えさせられた。