Potential of aromatherapy

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真実とは何か

2009年06月12日 | 雑記
桐野夏生の『IN』を一気に読み終えました。
小説家が、小説家を研究して書くと言うお話です。

1人の男性の小説家が、自分の恋愛模様や家族のこと、不倫のことなどを
書いて出版しましたが、その本の中身が真実なのかそうでないのかを
解き明かすように書きはじめた女性小説家が主人公です。

ノンフィクションといって置きながら、実は違う。
でも、昔の真実と今の真実はかわってきて、何が真実だったのか、
そうでないのか、奥様や子供との関係や、コミュニケーションが
そのままだったのか、脚色したのか・・・・・・・・・・・
今となっては、奥様でさえも、都合のいいように解釈してしまっているのです。

主人公は、出版社の男性と激しい恋愛をしつつも、罵りあったり、
愛し合ったり、そして、永遠の別れも・・・・・・・・。

文字にして書いて残すと、それはあたかも本当にあった出来事のように
思われます。
日記もそうです。
その時に自分が感じたことは、実に刹那的な感情かもしれません。
5分もすれば、薄れたり、忘れることもあります。

私も、ブログを書いていて思います。
ブログを読んだ方が「あ~そうだったんだね」って思う方と
「これはきっと嘘でしょ~」と、思う方がいらっしゃるでしょうね。

だから、ホールインワンしました~~~って書いたら、
信じるかしら?
読書をすると、いろんなことを思い出したり、考えたりします。

さて、自動車免許の更新に警察署に行かないと。
それから、仕事です。
花の金曜日、花の仕事をしましょうか。

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