前回までに海軍の「彗星」艦爆の話を書いてまいりました。ダイムラーベンツDB601Aをライセンスしたアツタ21型エンジンと、それを搭載した彗星11型が修復の上、都内で展示されていることを知りました。そこは靖国神社に併設された遊就館です。模型を作る前のことしでしたが、2月のある日にここを訪れました。
遊就館、入り口近くには零戦52型と

C56がいます。

このブログの読者の方なら説明の要は無いかもしれませんが、C56は多くが(実に90輌)タイやビルマ(ミャンマー)に送られました。このC56-31も泰緬鉄道の建設に従事した1輌だったそうで、開通式にも使われています。戦争で被災したC56も多かったようですが、生き残った車輌は戦後も現地の鉄道で活躍しました。この車輛を含む複数のC56が昭和54年にタイから返還されています。
彗星は大展示室と呼ばれる部屋に展示されています。なかなか全景を収めるのが難しいです。なお、売店で売られているポストカードには、真横から撮ったものもあります。
ということで細部の写真も含めて紹介します。私の拙い作例よりは、実機を見ていただく方が、この航空機を理解できると思います。



エンジン周辺


アツタ21型エンジン

風防後部の旋回機銃

主脚周辺

後方からの眺め

特攻兵器「桜花」、人間魚雷「回天」、97式中戦車もあります。

(回天)

(97式中戦車)
靖国神社についてはさまざまなご意見があるかと思いますし、私が発言することで気分を害される方もいらっしゃるかもしれませんので、多くは語りません。ただ、戦没された軍人、軍属の方の生前の言葉などが紹介されていたり、戦没プロ野球選手、オリンピック選手について触れ、その遺品などが展示されているコーナーがあり、胸を打ちます。
彗星艦爆については、初めて知ったのがウォーターラインシリーズの日本海軍機のセットだったかと思います。零戦、97艦攻、99艦爆とともに入っています。もし、ミッドウェー海戦で空母がほとんど失われなかったら、やがて99艦爆に代わって彗星が載っていたかもしれません。模型の彗星も私の中の優先順位としては低かったのですが、同じエンジンをルーツに持つ機体の面白さから製作するに至りました。彗星については12型、33型についてもいずれ組んでみたいなあと思います。
(参考文献 「世界の傑作機」№69 海軍艦上爆撃機「彗星」(文林堂)、日本海軍機データベース2(モデルアート社))
遊就館、入り口近くには零戦52型と

C56がいます。

このブログの読者の方なら説明の要は無いかもしれませんが、C56は多くが(実に90輌)タイやビルマ(ミャンマー)に送られました。このC56-31も泰緬鉄道の建設に従事した1輌だったそうで、開通式にも使われています。戦争で被災したC56も多かったようですが、生き残った車輌は戦後も現地の鉄道で活躍しました。この車輛を含む複数のC56が昭和54年にタイから返還されています。
彗星は大展示室と呼ばれる部屋に展示されています。なかなか全景を収めるのが難しいです。なお、売店で売られているポストカードには、真横から撮ったものもあります。
ということで細部の写真も含めて紹介します。私の拙い作例よりは、実機を見ていただく方が、この航空機を理解できると思います。



エンジン周辺


アツタ21型エンジン

風防後部の旋回機銃

主脚周辺

後方からの眺め

特攻兵器「桜花」、人間魚雷「回天」、97式中戦車もあります。

(回天)

(97式中戦車)
靖国神社についてはさまざまなご意見があるかと思いますし、私が発言することで気分を害される方もいらっしゃるかもしれませんので、多くは語りません。ただ、戦没された軍人、軍属の方の生前の言葉などが紹介されていたり、戦没プロ野球選手、オリンピック選手について触れ、その遺品などが展示されているコーナーがあり、胸を打ちます。
彗星艦爆については、初めて知ったのがウォーターラインシリーズの日本海軍機のセットだったかと思います。零戦、97艦攻、99艦爆とともに入っています。もし、ミッドウェー海戦で空母がほとんど失われなかったら、やがて99艦爆に代わって彗星が載っていたかもしれません。模型の彗星も私の中の優先順位としては低かったのですが、同じエンジンをルーツに持つ機体の面白さから製作するに至りました。彗星については12型、33型についてもいずれ組んでみたいなあと思います。
(参考文献 「世界の傑作機」№69 海軍艦上爆撃機「彗星」(文林堂)、日本海軍機データベース2(モデルアート社))