工作台の休日

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T-TRAKジオラマ ローマ・マエストラーレ通りを作る(5)

2024年09月12日 | T-TRAKジオラマ ローマ・マエストラーレ通り

 今日は建物のハイライト、3軒の店舗付き住宅です。 完成見本の写真から。

このキットもいわゆる「板状」のものを組んでいくタイプです。角地の2軒は同じ内容です。

こちらは一軒のみで郵便局として売られているものですが、建物下部のパーツを使いたくて、三軒のうち一軒の一部はこちらのパーツを使っています。

壁と窓枠は分かれていますので、ランナーについた状態で塗装しました。イタリアというと黄色やオレンジ、ピンクがかった色の外壁などもみかけますので、ファレホの黄色系、ピンク系などの色でそれぞれの壁を塗りました。また。窓枠はファレホのオフホワイトです。

中央の一軒は本来レンガ色なのですが、イタリアにはレンガ作りの建物(特にこういった住宅など)はあまり見かけませんので、ファレホのカーキグレーで塗りました。

(1)黄色い建物 「ラツィオ貯蓄銀行 マエストラーレ通り支店」

それぞれの建物を組み上げていきます。十字路に建つ黄色い建物は金融機関にしようと思い、内装なども簡単なものを作っています。

角地の建物は床が入っていませんので、プラ板を切り出して床板にして、照明を入れられるように床板の一部に穴をあけてあります。建物の一階部分は石積みのようになっており、オリジナルではショーウィンドーなのですが、郵便局のキットにあった鉄格子の入った窓の方が彼の地の銀行っぽいので、そちらをコンバートしました。

照明を入れた状態です。窓パーツの透明度もそれほど高くないため、シルエットが見える程度ですが、いい感じです。彼の地の金融機関、特に銀行は日本と違って(防犯上の理由でしょうが)入り口も狭く、入ると武装したガードマンが出迎えてくれます。旅行者が銀行にお世話になる機会と言うとATMを使うとき程度ですが、たいがいは店舗の外の壁についていることが多く、銀行の建物内に入ってATMを使うという経験はあまりないかと思います。昔私はヴェローナという街の農協みたいな金融機関で両替をしていただいたことがありましたが、店舗の中まで入った、という経験はそれくらいです。

というわけでこの銀行でも入り口近くにATMがあります。「BANCOMAT」という看板が目印です。

手前に信号機の黄色い柱が映りこんでしまっていますが、こちらがATMです。実際には壁をくりぬいて作りつけてあったりしますが、建物を組んでからちょうどいいパーツが見つかったので、完全に後付けです。こちら、プラントの精巧なパーツや模型でおなじみ、PETABAHNさん製のホーム上のグリーン券券売機を使っています。

さて、建物の窓ですが、彼の地ではたいがい鎧戸のような木製の雨戸がついていることが多く、外観上のアクセントでもあります。こちらはプラ材を切り出し、濃緑色に塗って再現しました。鎧戸になっていませんが、雰囲気重視ということで・・・。

先にご紹介した百貨店の製作の際に書きましたが、このキットも紙製の内装を箱状にして組み込むようになっています。

私は一部の窓を開けたりして、人形を入れたりもしていますので、切り取り線に従って壁面パーツごとに切り出し、両面テープや透明ゴム系接着剤で固定しています。また、窓ガラスは透明な、かなり薄いシート状のものでしたが、こちらを使うのは心もとないので、GMキットの窓セルを使っています。

こうして側板を組み上げました。屋根も一枚一枚イモ付けで組みますのでかなり組みづらいです。屋根の色は教会などと同じく、近鉄特急のオレンジ色にしました。組んだところ、あちこちに隙間ができてしまい、これでは雨漏り確定です。仕方ないので半円のプラパイプ(WAVE製)を貼って瓦のように見せて隙間をふさいでいます(矢印の部分です)。

まずは一軒目から、長くなりましたので続きます。

 

 

 

 

 

 

 

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