工作台の休日

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鈴鹿のF1 決勝のおはなし

2018年10月19日 | 自動車、モータースポーツ
 鈴鹿のF1の話も決勝で結びとなります。といっても、金曜日から日曜日までメルセデスとエースのハミルトン選手が速くて安定していました、と一言で片付けたくなるくらい強く、他を圧倒していました。
 決勝日は暑くなるくらいの陽気となり、お客さんもたくさん来場しました。昨年より観客数も上向いたということでした。
 先日のブログでもご紹介したレジェンドマシンの走行、ポルシェのワンメイクレースといったイベントの後に、ヒストリックな車に一台ずつF1ドライバーが乗車してパレードが行われます。
 それが終わるといよいよ決勝に向けた準備が始まります。マシンが並ぶグリッド上はチームスタッフ、メディアなどでごった返しています。緊張感が高まる瞬間であり、個人的にはいちばん興奮する時間帯でもあります。


 決勝レースはトップの3チームの2台ずつが上位6位に入るという結果となり、特に上位3台は途中から大きな順位の変動もなく推移しました。あまり順位に変化がないレースは退屈になるものですが、下位からスタートして4位でゴールしたレッドブルのリカルド選手はあちこちでオーバーテイク(追い抜き)を見せて、ファンを沸かせました。予選で満足に走れず、悔しさに頭を抱えていた(下写真中央)のですが、決勝で頑張りました。


 チェッカーが振られ、トップのハミルトン選手のマシンが駆け抜けていきます。


 表彰台の真下までは入れませんが、レース後にホームストレートに入ることができるチケットでしたので、私もコースに下りて比較的近いところから表彰式を見ました。

 個人的には90年代初頭の勝てなかった頃からのティフォシ(フェラーリファン)なので、フェラーリのメカニックたちと表彰式で喜びを分かち合いたかったのですが、今年は表彰台の端にも届かず、これは来年以降にお預けとなりました(優勝した時に流れるイタリア国歌歌いたかったなあ)。
 ハミルトン選手の優勝でほぼシーズンの帰趨も決したという感じで、メルセデスのガレージのあたりは飲み物が配られ、ちょっとした祝勝会ムードでした。

 夏のような陽気の日曜とはいえ、さすがに夕方は秋の柔らかな日差しになってきました。1968年シーズンにホンダが戦ったRA301というマシンを眺めて、サーキットを後にしました。昔のマシンをモノクロ仕上げで撮りました。


 サーキットの週末の話、いかがでしたか?鈴鹿はホームストレートがテレビで見るよりも「下り坂」ですし、S字は歩いて登るのがちょっと大変そうな勾配です。現地で見ると意外なところに気づくものです。また、座る席にもよりますが、コースの見え方という点でも意外に遠くまで見渡せることもできますし、大型ビジョン、場内放送、場内FMなどが観戦をサポートしてくれます。ファンはこんな風に楽しんでます、というのが少しでもお分かりいただけたらと思います。
 F1の観戦記、初めて見に行ったレースでちょっと面白い道中記がありますので、今月中にまたお話しできたらと思います。
 次回は自動車以外の話題を予定しています。
 





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