⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

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近い将来、失われた歯がよみがえる?歯の成長を促す遺伝子を特定

2015年10月26日 | 再生医療
近い将来、失われた歯がよみがえる?歯の成長を促す遺伝子を特定
2015/10/25IRORIO

大人になって抜けたり、欠けてしまったりした歯はもう戻らない。しかし先日、歯の成長に関わる遺伝子が発見されたという研究結果が発表された。

歯がある魚と持たない種を掛け合わせる

この研究に携わったのはアメリカのジョージア工科大学とイギリス、キングス・カレッジの研究者たち。彼らはアフリカのマラウイ湖に住むカワスズメと呼ばれる魚に注目。

歯が抜けてもすぐに新しい予備の歯がスライドする種と、食べるものが異なるために歯や味蕾をほとんど必要としないカワスズメを掛け合わせて、ハイブリッドを作り出した。

もともとこの魚にも舌はないが、歯と同様に血管や器官の上皮組織で味蕾が成長することでも知られている。研究者らは、ハイブリッド種が胚から成長する際に生じる、300種以上の異なった遺伝子を解析。

ゲノムを追跡することで味蕾の成長の原因となる遺伝子を分類することに成功し、同時にそれらが歯の成長を促すものと一致したことが判明した。

マウスにも味蕾と歯に共通な遺伝子

さらに研究者はマウスを使い、上皮組織の遺伝子に同様の違いがあるかを見極めるために調査。その結果、ほんのわずかな遺伝子が歯や味蕾の成長を促す役割を果たしていることを突き止めた。

そしてこれらを結論付けるために2種類の化学溶液を作成し、カワスズメの胚にどう影響するかを観察。予想した通り、感覚器官を促す溶液に入った胚はやがて味蕾を形成し、歯の構造に関する溶液の中の胚は、やはり予備の歯を生み出すことが確認された。

研究に携わったTodd Streelman教授は報告の中で「どうやら歯や感覚器官の構造に対する共通の上皮細胞の役割を変化させるような、発達を促すスイッチがあるようです。しかもそれらは早い段階から、構造が非常によく似ています」と語っている。

報告では将来、歯の再生が可能かどうかは一切触れられていない。しかし成長を促す遺伝子が特定されれば、いつかその仕組みが応用され、再生できる日が来るかもしれない。

出典元:Coevolutionary patterning of teeth and taste buds
http://m.pnas.org/content/early/2015/10/15/1514298112.abstract

京大、膵臓細胞の再生 化合物で効率化

2015年10月19日 | 再生医療
京大、膵臓細胞の再生 化合物で効率化 
2015/10/19 3:30 日経朝刊

 京都大学iPS細胞研究所の長船健二教授らは京大病院と共同で、iPS細胞から膵臓(すいぞう)の細胞を効率よく育てる化合物を見つけた。iPS細胞の15~20%が膵臓細胞に変化し、従来よりも成功する比率が高くなった。細胞を塊にして育てるなどの他の手法と組み合わせて、5~10年以内の臨床研究の実施を目指す。
 ある低分子化合物を培養しているiPS細胞に加えると、血糖値を下げるインスリンを分泌する膵β細胞に似た細胞ができた。
 傷んだ臓器の機能を取り戻す再生医療では、立体構造を持った臓器が必要とされる。今後、複数の手法を組み合わせて、さらに効率よく膵臓細胞を作る方法を開発する。

iPSの凍結保存液、遺伝子への影響軽微

2015年08月24日 | 再生医療
iPSの凍結保存液、遺伝子への影響軽微
2015/8/24 3:30 日経朝刊

 ■京都大学とリプロセル ヒトのiPS細胞や胚性幹細胞(ES細胞)向けの凍結保存液を開発した。細胞や遺伝子への影響が少なく、安全性が高い。再生医療などの普及に役立つと期待している。リプロセルがまず研究用として24日に発売する。価格は従来の凍結保存液とほぼ同じだ。臨床用は医薬品の製造基準を満たした設備を造り、3年後をめどに実用化する考えだ。
 iPS細胞などは凍らせても死なない特殊な液に浸して保存するのが一般的。ただ、現在普及する保存液は細胞の性質などに影響を与える懸念が指摘されているという。
 京大の高橋恒夫客員教授らは生体や細胞に対する毒性がない有機化合物の一種に、凍結保存液としての性能があることを突き止めた。この液を使って凍結した後に解凍する実験では、細胞の約9割が生き残った。細胞の性質などへの影響もほとんどなかった。

がん化恐れある細胞だけを死滅 鹿児島大、iPS向け

2015年07月27日 | 再生医療
がん化恐れある細胞だけを死滅
鹿児島大、iPS向け
2015/7/27 3:30 日経朝刊

 鹿児島大学の小戝(こさい)健一郎教授らはiPS細胞をさまざまな細胞に変化させた際にできる、がん化の恐れのある細胞だけをウイルスで死滅させる手法を開発した。異常な細胞にあるが、正常な細胞ではほとんど働いてない遺伝子「サバイビン」に着目。この遺伝子に反応して増殖するウイルスを作った。
 iPS細胞は病気やケガで損なわれた臓器などの機能を回復させる再生医療への応用が期待されている。ただ、iPS細胞から目的の細胞に育たない未分化な細胞などががん化する可能性が指摘されている。
 研究チームは、ヒトの風邪の原因となるアデノウイルスを改変し、サバイビンを持つ細胞だけで増えるようにした。実験では、がん化する恐れのある細胞にウイルスが感染してから、約1週間で細胞が死滅することを確かめた。正常な細胞にもウイルスは感染したが増殖はせず、細胞は死滅しなかった。

ブタ体内でヒトのiPS臓器 東大教授、8月メド米で実験

2015年06月25日 | 再生医療
ブタ体内でヒトのiPS臓器
東大教授、8月メド米で実験
2015/6/25 3:30 日経朝刊

 米スタンフォード大学と東京大学を兼務する中内啓光教授は8月をメドに人間の臓器を持つブタを作る実験を米国で始める。人のiPS細胞をブタの体内で膵臓(すいぞう)や肝臓まで育てる計画で、病気を起こした臓器の働きを補う再生医療への応用をめざす。世界に先駆け5~10年内の実用化を目標にしている。



 東大医科学研究所でiPS細胞の応用に向けた研究を重ねてきたが、日本は人間の臓器をもつ動物の作製を禁じており米国に研究機会を求める。
 実験では、まず遺伝子操作で膵臓を持たなくしたブタの受精卵を作る。そのままでは膵臓のない子ブタができるが、途中で人のiPS細胞を入れ別のブタの子宮に戻す。子ブタの体内には人のiPS細胞から再生された膵臓ができると考えている。マウスの体内でラットの膵臓を作る実験などには成功している。
 臨床応用では膵臓全体ではなく、血糖値の調整に必要なインスリンを出す膵島のみの移植が現実的とみている。神経や血管があまり混ざっておらず、膵島移植は広く実施されているためだ。
 ただ治療に使える膵臓を作るにはiPS細胞の作製法の工夫なども必要で容易ではないという。臓器の作製実験を繰り返し最適な条件を探る。人の肝臓をブタの体内で作る計画もあり、肝臓がんの治療などに応用したい考えだ。作製した肝臓に病気を起こし、新薬の効き具合や安全性を調べるといった利用法もある。
 政府は再生医療を成長戦略の重点分野の一つにあげ、関連法を施行して実用に近い技術の医療応用を後押ししている。一方で生命倫理問題が絡む前例のない技術の応用には慎重だ。「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律」に基づく指針の下、人間と動物の細胞を混ぜて子宮に戻す実験は禁じている。
 海外では米国やイスラエルで人のiPS細胞などをマウスの受精卵に入れ、マウスに妊娠させた研究の報告がある。文部科学省の審議会が規制緩和を検討中だが、中内教授は「待っていてもなかなか前進しない」として、2014年から研究の大部分をスタンフォード大の拠点に移している。

ソニー、細胞解析を倍速で 8月に新装置発売

2015年06月18日 | 再生医療

ソニー、細胞解析を倍速で
8月に新装置発売
2015/6/18 3:30 日経朝刊

 ソニーは17日、細胞の解析を現在販売されている装置より約2倍の速さでできる新製品を8月に発売すると発表した。価格は約1700万円から。研究機関や製薬会社に売り込む。再生医療や創薬の研究で多数の細胞を短時間に評価する需要が高まっているのに対応する。
 解析装置の仕組みは、細胞入りの溶液を回路に流しレーザー光をあて、反射光の波長を解析することで細胞の種類や状態を判別する。溶液が多数並ぶサンプル容器をセットし吸引管で回路に順番に取り込むが、従来装置では前の測定の細胞が次の測定に混入することがあり、その確率を下げるのが難しかった。ソニーの新装置は混入率を0.1%以下に抑えることができ、解析の効率が高まるという。
 ソニーは2010年に米ベンチャー企業を買収し、解析装置の主要機能の技術を取得。12年には映像分野のブルーレイ技術を応用した初の自社製品を発売した。測定した波長のデータを省略せずに分析する独自の解析技術も搭載している。


再生医療など145億円 医療研究機構、25事業に予算配分

2015年06月17日 | 再生医療
再生医療など145億円
医療研究機構、25事業に予算配分
2015/6/17 3:30 日経朝刊

 政府の医療研究の司令塔として4月に設立された日本医療研究開発機構が初めて配分する2015年度の医療分野の研究開発予算が分かった。iPS細胞を保存して治療に用いる拠点を整備する事業に10億円を支出するなど、計25事業に145億円を充てる方針だ。
 予算はほかに、患者が非常に少なく治療法が確立していない難病の研究事業で14億円、大学などの基礎研究を実際の治療につなげる事業に16億円を支出する。医薬品の開発支援(10億円)、医療機器やシステムの開発(9億円)にも配分する。
 機構は文部科学省、厚生労働省、経済産業省に分かれた研究開発行政を一元化した。米国の国立衛生研究所(NIH)がモデル。145億円は政府の科学技術イノベーション創造推進費の一部を活用する。

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2015年06月16日 | 再生医療


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