ルーヴル・ピラッミド近くナポレオン広場の
ARAGO(アラゴ)メダル
旅行に行く数ヶ月前、ワールドニュースで「パリを訪れたら自転車で・・」を見た。
その時は別に何も考えなかったが、
急にパリ行きが決まりネットで調べたところぴったりの内容があった。
「パリの隠れスポットへ!自転車で行くパリ観光」
※パリの観光ツアー会社に日本から申込みした。
当日は自由行動だったことと、
オプションのヴェルサイユ宮殿は以前しっかり観光していたので、
にこちゃんに早速連絡したところ「お任せします」との事で申し込みをした。
ということでメトロに乗り、最寄り駅の「オペラ駅」を目指したのだ。
集合場所はヴァンドーム広場。
日本人参加者9人と日本女性のSさんとフランス人?のJくんのガイドです。
簡単な電動自転車の取り扱いの説明の後、勢いよく出発した。
はじめに自転車走行は、
大通りなどパリ市の規定により、バス・タクシーと同じ車道を走ります。
右側通行なので左折は大変気をつけないといけない。
自転車の横はベンツ・アウディも走行が一緒です。
それも渋滞ならば、「お先に~」なんて風を切って発進します。
とても感心したことは、どの車も自転車に対して邪魔物扱いはしないんですね。
「パレ・ロワイヤル」
↓
1632年枢機卿リシュリューが、
ルイ13世の住んでいたルーブル宮の側に住むために館を建てた。
現在は回廊にお店が入りオルゴールや昔の勲章とか珍しい小物を置いている。
「ルーブル美術館」の裏口
↓
中には入りません、このようになった歴史の説明があった。
ポンヌフの橋を渡って、
カルチェ・ラタンから * サン・ジェルマン・デ・プレにやって来ました。
* セーヌ川河畔から南北に走るボナパルト通り(Rue Bonaparte)、
トゥール・モンパルナス界隈まで南北に続くレンヌ通り(Rue de Rennes)が接続する
サン・ジェルマン・デ・プレ広場界隈。
17世紀以降、知識階級の多くがこの地区に住むようになった
現在も住んでいる屋敷のパティオ。
フランスに残っている古い足踏み?とか置いていた。
みんな真剣に聞いているようだけれど私はすっかり!
パティオは静寂で木陰からの陽射しは居心地良かった。
真っ直ぐくぐり抜けると、パリ最古のカフェ *「ル・プルコップ」まだ人影もない。
*「ル・プルコップ」17世紀啓蒙思想家や、フランス革命期の政治家らが出入りをしていた。
すぐ前の配水管工事のガードの中にタバコの吸殻がいっぱい捨てていた
個人的には近くの「奇跡のメダル教会」に行きたかったんだけど、ただいま工事中との事、残念!
自転車下車した時、鍵をどこに入れたか見失って、みんなが心配してくれた。ゴメンナサイ。
それからJくんが下車中、自転車の見張り番をしてくれるようになりました。Merci beaucoup
古い修道院、サン・ジェルマン・デ・プレ教会(旧大修道院)に来ました。
太陽光線がステンドグラスを射し、床にご覧の模様が現れています。
行った中で一番お気に入りの古い修道院。
↓
立ったままの長いお祈りは疲れますよね、
修道士は座ることは許されず椅子を持ち上げると、
ご覧の奥の手の仮椅子が現れ、お尻を少しのせお祈りしたそうです。
(降ろすと普通の椅子)。
日本の修行僧とは大違いだわ。ラクチン♪
フランスパンがテーブルの上に、天井に歴史が刻み込まれている食堂。
映画に出てきそうな階段。
この修道院は戦火も逃れて無事にそのまま残ったそうです。
その前のトイレをお借りしました
住宅の中にぽっかり広場があった。
アレーヌ・ド・リュテス( Les Arènes de Lutèce)
撮った場所は石で出来た観客席。、ガロ・ローマ文化時代に作られた円形闘技場の遺跡です。
「リュテス闘技場」階段のようになったすぐ側50㎝位幅をとって住宅となっています。
通りには看板がありますが隠れた穴場です。
当時は外壁工事中で外観が見えなかったが中に入って荘厳さが身を引き締める。
ピンボケのパイプオルガン
この教会は小説「ダ・ヴィンチ・コード」で一気に有名になりました。
サン・シュルピス教会は、パリの建造物のなかでもとりわけ数奇な歴史を持つと言われている。
エジプトの女神イシスを祭る古代の寺院の跡に建てられたもので、建物の床面の形はノートル・ダム大聖堂とほぼ一致する。
マルキ・ド・サドやボードレールの洗礼の他、ヴィクトル・ユゴーの結婚式もここで執り行われた。
付設の神学校には秘められた歴史があるとされ、かつてはそこでさまざまな秘密結社の会合がひそかに開かれたという。
=ダ・ビィンチ・コードより=
堂内を分断する真鍮の南北に走る線はローズ・ラインと呼ばれている。
詳しく知りたい方は「ダ・ビィンチ・コード」をご覧下さい。
<モナリザ>の微笑そして<最後の晩餐>に隠されたマリアの真実もね。
著作/ダン・ブラウン 発行者/田口惠司 発行所/角川書店
他にもっとも興味があったのは、
1856年作ドラクロワが描いたフレスコ画「天使とヤコブの戦い」や「悪魔を撃つ大天使ミカエル」画像なし
また教会前にある広場にはヴィスコンティの「4人の枢機卿の噴水」がある。
フランスに貢献した多くの偉人達が眠る「パンテオン」
ちょうど通りかかった時、故偉人さんに訴えかけるように
広場いっぱいに円を描きながらクルクル歩きのストライキーをしていた。
1周したら反対回りをするんですよ。
悲壮感も無くデモンストレーションのようで楽しそうでした。
※当日はヴァンドーム、凱旋門を始め、到る所にトリコロールの3色の国旗が掲げられていた。何かの記念日かしら・・
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<ある出来事>
偶然に時間を共有した人達ともしぜんに友情が生まれ、お互いを思いやったりし一気に駆け巡った。
気持ちのいい汗をかき、青空に映えるマロニエの白い花、ピンクの花の並木道を通過した時は最高の気分だった.。
エッフェル塔下公園をくねくね周り大勢の観光客が時間待ちしているのを横目にパリジャン気分だったかな
橋を渡りスタート地点に戻った。まだまだ記憶漏れがあると思うが一気に過ぎた時間は充実感でいっぱいだった。
参加希望の方はアクティブで好奇心旺盛の方にお勧めです。みなさん、お疲れ様そしてありがとう
帰りのヴァンドーム広場近く、私を含む数人は少し遅れ前を追って左折をしょうと思った時、
パリ警察のパトカーが前方から同じ道を右折しょうとした。
当然ぶつかりそうだったが、パトカーがクラクションを鳴らし車から降りてきた。
Jくんが何か説明をし一件落着。
先に行っていたガイドSさんが心配して何があったか説明を聞きに来た。
そしていった言葉が「私達は何も悪い事はをしていない!道路法規に基づいてこの道に入った、自転車を止めるなんてトンでもない!」と一喝。
そうなんです、彼女はパリ在住の日本人。
フランス人は自分が正しいと思ったことは絶対に曲げません、自分の主張をはっきりいいます。
これでないとパリには住めないな、と思った瞬間でした
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後日、ガイドSさんからメールを頂きました
ステキな感想をブログに書いて頂きまして、ありがとうございます。
あの日は翌日が第2次世界大戦終戦記念日でしたので、そのせいで国旗が沢山飾ってあったのだと思います。
お天気にもお客様にも恵まれて、本当にとても気持ちの良い日でした。(最後に腹立たしいハプニングがありましたが…。笑)
またいつかパリの空の下、一緒に自転車こぎましょうね!
PS:もし宜しければ、私やJくんが写っている写真を何枚か送って頂けませんでしょうか?
改訂 2009年5月フランス・スイス・ドイツ旅行記を保存のため再投稿しました
記 2019.3.8
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