石都々古和気神社参道入口
もう何年になるでしょうか、一番最初に狛犬は面白いと思ったのは
軽井沢の熊野皇大神社の狛犬から、この旧ブログにも投稿していますが、
今日は時間がないので探しませんが(笑)、、、かなり数十年前
その後は、それなりに見て投稿して、、、という程度はしてきました
そして昨年、☟記事で拝観した狛犬を調べている時
鐸木 能光(たくき よしみつ)氏の狛犬ネットを知りました
2020年 ⇒ ☆陸奥国一之宮 :鹽竈神社と志波彦神社 * の狛犬
前置きが長くなりましたが
会いたかった愛しき狛犬さまを訪ねたのは、福島最終日
「秋の日はつるべ落とし」とはよく言ったもので
時間ギリギリ、撮影は気が気でありません
では
石都々古和気神社の狛犬は
福島県石川町出身の石工・小林和平が昭和5年に建立した作品です
石造彫刻:石質:石英安山岩質溶結凝灰岩
雄獅子(阿)・雌獅子(吽)とも、雲上に乗り後ろ脚を跳ね上げる、所謂「飛翔狛犬」
なお、雌獅子には3匹の子獅子が寄り添っています
小林和平(石像彫刻家)
師匠である信州高遠石工の系譜を引く小松寅吉の技術を受け継ぎ
狛犬(獅子像)彫刻を芸術として開花させた名工です
3匹の子獅子に込めた和平の思い
吽像獅子(雌)
雌獅子に、3匹の子獅子、じゃれている子獅子はとてもリアルです
愛しくカワイイですね♡
この狛犬の魅力は、作者の思いがそのまま、けなげで、さりげなく、生き方そのもの
多分、最初に頭ではなく心で創造制作したのは、小林和平ではないでしょうか
室町時代の素朴な石の狛犬もすきですが、、
アカデミックでないことは、見る人を想像豊かにし、神仏に近づけている、、
かなりの説得力です
飛翔獅子像は、和平の石工人生を変えた作品と言える
この年は、和平が長女・登美子(当時15歳)を失った2年後にあたる
吽像には乳首がしっかりとあり、雌であることが分かるが
その母獅子に寄り添う3匹の子獅子は、親獅子同様に丹念に彫り込まれている
よく見ると、母獅子の乳首の下でじゃれ合う子獅子2匹より、母親の顔の横にいる子獅子が少しだけ大きい
じゃれ合う2匹の子獅子は、まだ赤ん坊のときに先立ってしまった息子二人
母獅子の顔の横にいる少し大きな子獅子は高等女学校にまで進みながら死に別れた長女を思い、
彫り上げたことは容易に想像できる
参照:wiki
見えますか、、「石工 小林和平」の刻印
堂々と逞しく飛翔型
阿像獅子(雄)
力強く神社をお仕えし護っている意思が、しっかり出ていますね
午後から、お天気回復した10月20日の虹
石都々古和気神社:社務所で初穂
撮影日時:2021.10.20 16:00頃
続いて古殿町の古殿八幡神社へGO
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