ホテルにかかっていた写真。正面の海側は城壁
多分深夜23:00過ぎサンマロに着いた。パリから約420㎞。
イギリス海峡に面したフランス北西部ブルターニュ地方の城壁に囲まれた港町。
夏は高級リゾート地として人口が4倍にもなるそうです。
歴史は古く16世紀頃海賊の根城として悪名高くなった。
英仏海峡を通る通行料を課したり、さらに広範囲から富を持ち帰ったのですね。
17世紀には、フランス国王から他国の船を襲うことを許可されていた公認の海賊たちコルセールが、
ここを拠点に活動し、彼らのおかげで、フランス有数の港町として栄えたそうです。
サン・マロは、「フランス人でもなく、ブルターニュ人でもなく、サン=マロ人だ」
というモットーを掲げて、独立共和国を宣言した。
カナダ発見者とされる「ジャック・カルティエ」もここの住人。
カナダへの移住が始まりフォークランド諸島へ行ったのもサンマロからだそうです。
旧市街へと続く道
サン・ヴァンサン (St-Vincent)門
城壁の前、ブルー系で統一した可愛い花壇が花盛り。
午前8:00ごろの撮影ですが、まだ完全に陽は昇っていません。
なんだか薄くらいですね。
標識にぶら下がっている赤白が気になって、なんだろう?
メリーゴーランドのすぐ横には港があり、
自家用小型船などヨットハーバーでたくさん係留していました。
※ヨーロッパ人で初めて北アメリカ内陸部を探検し、カナダにおけるフランス領有権を主張した
小さな旧市街地ですので地図も無く歩いていたら海に出ました。
干潮で白い砂浜は靴が埋もることもなく引き締まっている。
木の杭は波除かしら・・・
城壁への登り口があり、
旧市街をぐるりと取り囲む城壁の上を歩いてみます。
左側が歩いた城壁
幅1mくらいの遊歩道を、海鳥が舞う朝、お散歩。
12世紀頃から築かれたという高い城壁に囲まれた旧市街には、
古い石造りの建物がたくさん残っています。
フォール・ナショナル
Fort National (Saint-Malo)
朝焼けが始まる初めての美しい海!
前方に見える小さな島がプチ・ベ島。
プチ・ベ(Le Petit Be)島
※当時は、ガイドブックがなくって ・・・
次のようなコメントを投稿していた('_') 2019.1.29
「あれはプチ・モンサンミシェル?」
要塞のような、投獄島のような、見張り島のような~岩肌にしっかりした建物があった。
17世紀にヴォーバン領主セバスティアン・ル・プレストルにより、プティ・ベ島に建設された要塞。
(フランス国王ルイ14世に仕えたフランスの技術将校で、多数の要塞を建設し、城塞の包囲攻撃の指揮もした人)
沖合の小島からの攻撃に備え、海岸を守るために建設された要塞には、地下牢もあるのだそうです。
一日に2回、干潮時にグラン・ベ島とともにプティ・ベ島は陸続きになり、歩いて渡ることができます。
ちなみに、グラン・ベ島にはサン・マロ出身の政治家でもありフランスロマン主義を代表する作家
シャトー・ブリアンの墓があるグラン・ベ島があるそうです。
シャトー・ブリアンの眠るグラン・ベ(Le Grand Be)島
遊歩道を歩いた先の広場には
ジャック・カルティエでしょうね、多分!海を指差しています。
遊歩道は、もともとは海から来る敵を守るために巡らされた城壁です。
上から見た旧市街地。
宿泊のホテル、昨年開業したばかりで・・・家庭的
フランスの定番朝食
カフェオレと焼きたてのクロワッサン・バケット
※ホテルも小規模で、消火器があちらこちらに、10年前の話
まだ陽が昇っていなくて薄暗く、海の写真では陽が昇りかかっているのが分かるわね。
そうなんです。こちらはサマータイム夜の21:30頃まで明るいんです。
このあと1時間かけてモンサンミッシェルに向かうため、朝8:00前の散策で時間制限があったのです。
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改訂 2,009年5月フランス・スイス・ドイツ旅行記を保存のため再投稿しました
記 2019.1.29
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