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高尾山山頂から1号路で下山です。
通常の薬王院ご参拝と逆になり、仁王門や山門が上る(降りる)順で、何だか変です、、が (*_*)
修行の地、高尾山修験道をテクテク歩いて(下って)行きます。
階段を下った場所に、鮮やかな極彩色の寺院が見えてきました。
薬王院は今から約1260年前に開山された真言宗の寺院で、
正式には「高尾山薬王院有喜寺」といいます。
薬王院の名は創建当初、薬師如来を御本尊とした事に由来します。
現在は成田山新勝寺、川崎大師平間寺とともに真言宗智山派の三大本山として広く知られています。
御本尊は「飯縄大権現」。不動明王の化身で、五つの相を併せ持ったお姿が特徴です。
大天狗
真っ赤な顔と高い鼻、団扇を持ったお姿が大天狗。
その神通力で開運をもたらします。
小天狗
青い顔にカラスのような嘴、剣を構えたお姿が小天狗。
別名烏天狗。その剣で魔を断ちます。
※天狗様の階層は⇒ ☆京都 : 鞍馬の「大天狗」と「あうんの虎」
社殿の左側 に神社
福徳稲荷
本尊:稲荷神
↓
一間社流造唐破風付の社殿で、極彩色の装飾がなされている
天狗社
本尊:大天狗・小天狗
高尾山に古くから住むといわれる天狗を祀っている。
大小2社の神社からなっている。両社とも一間社流造である。
↓
( 振り返って)
社殿へ続く石段の両脇には、不動明王に仕える童子たち?
以前「大山寺」で見たのと・・
御本堂
赤色は大天狗、青色は小天狗 (これを覚えるといいですね)
「 眼」の石車
赤字で書いている石車をクルクル
寛永古鐘
御本堂
開山本尊:薬師如来
中興本尊:飯縄権現
薬王院の中心となる本堂で、薬師如来と飯縄権現を祀る。
現在の堂宇は1901年(明治34年)に建立されたものである。
彩色は施されていないが、彫刻で装飾されている。
入母屋造である。堂内には護摩壇がある。
五色の紐を御本尊様とつながっております。
軽く手に持って「なむいづなだいごんげん」と唱えます。
(もちろん、私は知らなくてやり直し、、)
大天狗様
小天狗様
天狗の落とし文
今風 「QRコード」で
仁王門
( 振り返って)
縁結び
金色の鈴が眩いほど・・
願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)
これはご本尊様の智慧の輪です。
願いを掛けながらくぐり、その奥にある大錫杖をご本尊様に願いが届くように、
高らかに鳴らして更なる諸願成就を祈願します。
その時、住所と名前を忘れずに唱えるようにするそうです。
輪潜りの輪は通常は茅(かや)の葉を束ねているのをみます。
錫杖(しゃくじょう)とは、遊行僧が携帯する道具の一つである杖。
煩悩を除去し、智慧を得る効果があるそうです。
修行僧は通常手持ちの小を持って鳴らしているのをみました。
手水舎
これは歴史を感じますね
↓
高尾山の仁王門を潜るとすぐに、六根清浄石車があります。
六根は目、鼻、耳、舌、心、体の6つの感覚器のことで、
六根清浄とは、
人間の大切な感覚器官を指し、物事を見つめる眼、匂いをかぐ鼻、音を聞く耳、味覚を味わう舌、感覚を感じる身、
以上の大切な情報を判断する意(心)が清らかになる願いを神仏に祈る意味があります。
六根清浄は、霊山に苦労して登ることによって可能だとされているそうです。
「懺悔・懺悔・六根清浄」と唱えながら霊山を登るのはその意味があったのですね。
( 振り返って)
参道にでました。(1号路)
高尾山杉並木
健脚祈願、腰痛平癒 ⇒ ワタシ向き(*_*)
↓
開運 ひっぱり蛸
菊地ただし著「とんとん昔話」第十二話によれば、高尾山の天狗(てんぐ)衆にかかわる話。
昔、飯縄(いづな)大権現参詣の人々のために、天狗衆が参道を整備していた。
ところが、根を四方に張った大杉に至り、思案の末に翌朝、これを引き抜くことを決めた。
それを知った杉はあれ!一大事とばかりに一夜にして根をくるくると縮めてしまったそうです。
そして、この盤根が「たこの足」に似ていることから命名されたという。
道を開いたところから開運杉とも呼ばれています。
「たこ杉」
樹高37m、目通り約6m、推定樹齢450年
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参考文献:高尾山薬王院公式HP
高尾山薬王院wiki
高尾通信
高尾登山電鉄株式会社
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次はサル園・野草園へ
(つづく)
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