聖トリプン大聖堂はコトルを代表するローマ・カトリックの教会に属します
809年に前身の教会が建てられ、その古い教会の土台上に、1166年に新しい教会が造られたようです
塔は1667年の地震後に加えられたそうですが、それ以外の外観は当初の姿を残しているそうです
入口横でロザリオなど販売しています
コトルは海から伝わったローマ・カトリック教と東方正教会が交わる境目の場所
また、モンテネグロ人(45%)、セルビア人(29%)、ボスニア人イスラム教(29%)、アルバニア人イスラム教(5%)等
様々な民族が混在して住んでいる所から、宗教も共存しているようです
この聖トリプン教会には歴史的に貴重な聖遺物が残されており
多くが809年にベネツィアの商人がコンスタンチノープル(イスタンブールの旧称)から運び込まれた物です
これらのいくつかは現在、北廊2階の聖遺物展示室に収められています
この大聖堂で一番の見所は、この チボリウム(chiborium)(天蓋付き祭壇)
天蓋部分のフリーズには聖トリプンの生涯が浮き彫りで描かれており
チボリウムの背後には"バセルのヨハン"という人が浮き彫りで描いた銀の板があり
これは15世紀コトルの金細工の傑作といわれています
↓
出典 城壁の街コトル
内部はロマネスク様式、二つの側廊を持つバシリカ式
祭壇上部にロマネスク・ゴシック様式で装飾が施された石製の天蓋
パイプオルガンは新しそうですね
以下は
貴重な聖遺品・聖遺物を撮影しましたので掲載します
2階へ
聖遺物展示室
十字架の下に置かれているのは聖遺骨箱
双頭の椅子
天蓋を見下ろすと
チボリウム (容器)
上階☆から聖トリプン広場を見下ろすと、、、
聖トリプン教会を出、振り向くと15世紀頃建てられたドラゴの館でした(国旗)
館の前はカフェテリアのような。。。
聖トリプン教会 -St.Tryphon's Cathedral-
【開館時間】 〈午前〉a.m.9:00~p.m.1:00(ほぼ毎日)
〈午後〉p.m.5:00~p.m.10:00(シーズン中)
※ オフシーズンはp.m.7:00迄
【入場料】 €2.5
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