金曜日(15日)、親子で伏見稲荷大社に出かけました。毎年初詣で訪ねていますが、今回は一ノ峯までの制覇が目的です。
本殿を参拝したあと、千本鳥居をくぐり奥社へ。その後、寄り道をしながらも、新池と熊鷹社へ到着。そして、三つ辻のお茶屋さんで昼食。詳しくは、先のブログ①②③をご参照ください。
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四つ辻の茶店を出て、再び上を目指しはじめた私たち。この辺りから、階段は急になっているように思います。そのためか、行きかう人もまばらです。足をとめて休んでいる人も います。そういえば、さきほど茶店で居合わせた年配の女性三人連れは、まじくんに「ボクみたいに元気なら上に行くんだけど、ここでバイバイするね。」と、下へ引き返していきました。
この辺りからは、参拝というよりは、登山や修行といった感じです。上のほうから降りてきた人が「こんにちは」と声をかけてくれたり、「がんばって登ってきたの?偉いね。」とまじくんをほめてくれる人もいます。
平安時代、初午の日に稲荷山を詣でるのが流行っていたそうです。信心深い人もいますが、中には、いわゆる「ナンパ?」が楽しみな人もいたようで、老いも若きも、男も女もめかしこんで稲荷詣をした様子が、今昔物語に書かれています。登山のように、同じ所を目指すというのがなんとなく連帯感があり、ついつい同士のような気分で声をかけたくなるのかもしれませんねぇ・・・。まぁ、今の世の中、稲荷山へ行ってもナンパされるようなことはないでしょうけど。まして、子連れじゃねぇ。(^m^)
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さて、話はずれてしましましたが、ようやく「四つ辻」に到着です。ここに来るまでに何度か引き返そうと思いました。まじくんは「疲れたー」の連発でした。
しかし、この疲れが吹っ飛ぶような景色がそこに広がっていました。あいにくの曇り空で、写真は不鮮明ですが、広々と京都市内が見渡せました。
この景色を見て、この上にはもっと素晴らしい景色が広がっているに違いないと、勝手に思ってしまいましたが、実は、ますます険しい道と鬱蒼とした森が続きます。
「四つ辻」からは、たくさんの「お塚」があります。個々人が、それぞれの神様を稲荷山に祀っているとのことですが、参拝の証拠なのか、御簾にはたくさんの名刺がはさんでありました。(写真左↓)
素晴らしい眺めに疲れが吹っ飛んだまじくん。大きな声で、お祈りを始めました。
「おばーちゃんの足痛いのが治りますように・・・」
・・・あれ?まじくん?ボウケンジャーはいいの?おばーちゃん、膝に水たまって、痛いもんね。偉いな!(^0^)/。
「なむあみだぶつ、なむあみだぶつ・・・」
(@0@)/あれー!まじくん!ここは南無阿弥陀仏じゃないって!!!
まじくんの願い事に、参拝していたおじさんたちが手を叩いて喜んでいました。(^^;)
稲荷神社の参拝の仕方、2礼2拍手1礼でいいのかな?たしかに4歳児には難しいかも。この私でさえ、上手にはできません。大事なのは形でなく祈る心だし、神様も許してくれるでしょう。
ところで、現在地は・・・四つ辻(○)から、一ノ峯(大きな○)まで、まだまだ遠いです。
いよいよこの後、三ノ峯~一ノ峯へ。続きは次のブログにて。
伏見稲荷神社公式サイト http://inari.jp/index.html