まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

富山へ帰省中(2)八尾の和紙

2008年03月22日 | ふるさと富山

本日、いよいよ京都に戻ることになりました。気がつけば15日間!長い「ちょうはい(富山弁で里帰りの事)」でした。(^^;)富山を車で昼過ぎに出発して、順調にいけば夕方には京都に着きます。(毎回より道が多いので・・・どうなるやら)

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実家のある八尾町の山奥は、まだ雪が残っているものの、おわら踊り【前ブログ】で有名な八尾町の旧町あたりは全く雪がありません。早咲きの桜が咲いていました。富山県の開花予報は4月5日ですが、木によっては咲き始めているものもあるようですね。途中41号線の道沿いにソメイヨシノが咲いているのも見かけました。

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この八尾町の桜が咲いている近くに、紙の工芸館「桂樹舎(けいじゅしゃ)」があります。八尾町の名産和紙細工のお店です。

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八尾の和紙の歴史は古く、正倉院文書や延喜式に「越中紙」の名が記録されています。また、元禄時代、富山に反魂丹配置の業が興り、薬袋紙としての需要とともに紙の生産が急速に伸びたそうです。ところが戦後、時代の流れで衰退し、今は数軒の紙漉屋さんが残るのみです。八尾の和紙は、全国的にも知られていて、京都でも紙屋さんや、ミュージアムショップに置かれています。全国の有名な工芸品の中に、八尾の和紙製品が並んでいるのは、八尾出身の私としては、とてもうれしく、誇らしく思います。

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お店の中には、和紙を使った工芸品がたくさん並んでいます。今の季節は「鯉のぼり」が人気です。丈夫な和紙製の鯉のぼりは、室内に飾るものです。まじくんも初節句の時に富山からお祝いにもらい、毎年飾っています。年月がたっても色あせもせずきれいです。

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実は、私の母や祖母は、以前、内職で和紙の名刺入れやお財布を作っていたことがあります。丈夫で固い和紙を細工するのは結構難しく、根気と力が必要です。今でも、色鮮やかな和紙を使って財布を作る祖母の姿を覚えています。今回、お土産と自分用に何品か購入しました。お値段は300円位からです。ひとつひとつ手作りなので、同じ品でも柄の出方が少しづつ違っていて、選ぶのがとても楽しいです。

この後は、併設の「和紙文庫」をご紹介します。次のブログにて。

桂樹舎 http://www.keijusha.com/