昨日、午後から「渉成園(しょうせいえん)」へ行ってきました。東本願寺の飛地境内地で、周囲に枳殻(からたち)が植えてあったことから枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれています。寛永18年(1641)に、三代将軍・徳川家光から約一万坪の土地が寄進されたのが始まりです。現在の建物は明治初期から末年ごろに再建されたものです。
入口の紅しだれ桜はまだつぼみです。園内の臨池亭(りんちてい)では、以前お茶席が設けられ、窓越しの桜がきれいだったのですが、最近はないようです。【前ぶろぐ】
園の中心にある「傍花閣(ぼうかかく)」と桜の景色がとても印象的です。傍花閣は、珍しい楼門作りで、左右側面に山廊とよばれる階段の入口があり、階上には4畳半の部屋があるそうです。(内部には入れません)
桜は、早咲きの濃いピンクの桜(散り始め)と、ソメイヨシノ(5分咲)が見頃です。
大きなしだれ桜は散り初めのものもあります。
園内には2つの池と、その池をむすぶ水路があります。水辺には、はやくも山吹が咲いていました。ここの水は、疎水から直接ひかれた「本願寺水道」を利用しています。蹴上と東本願寺の土地の高低を利用してひかれ、もともとは防災用に造られたものでした。
京都駅に近いので、京都タワーの眺めも楽しめます。以前は工事中のクレーン【こちら】が見えた時もありましたが、今はスッキリ!
渉成園のサイト【こちら】です。 見学は協力金(500円)かかります。きれいな冊子がもらえます。拝観者用駐車場あり(数台) 京都駅から徒歩10分 見学所要時間:30分~
すぐそばの東本願寺前の桜は咲き始めたばかりでした。
真宗大谷派 東本願寺 http://higashihonganji.or.jp/
参拝自由 以前、内部拝観をご紹介しています【前ぶろぐ】紅葉の季節【前ぶろぐ】