「特別警報級」の台風10号

9/4(金)夕方から夜のNHKニースでは

気象庁と国土交通省は3日と4日
相次いで合同の記者会見を開いたことを報じ

台風10号に対する最大級の警戒を呼びかける
「特別警報級」という言葉が繰り返された。



　　　この写真はこちらからいただきました。↑

これは台風10号が
数十年に1度しか襲来しない
伊勢湾台風・第二室戸台風並みの台風で
あることを示している。　

「伊勢湾台風・第2室戸台風並み」と聞くと
今でも体が硬直するくらいの恐怖に襲われる。

　詳しくは私の災害遭遇史を

関西空港が水浸しになった
2018年の21号台風

これはまだ記憶に新しく
「初めて台風を怖いと思った」

と言う若者達が多い。

だが、伊勢湾台風・第二室戸台風は
そんなものではなかった。

これらと同じくらいのレベルの
台風10号は、915hPaまで発達

九州に接近する頃は
925hPaくらいだとか（＠＠）

第二室戸台風は925hPa で　
室戸岬から大阪湾に進入したので
被害は甚大だった。

瞬間最大風速は85m/秒を記録し
大阪中心部は海と化した。

10号は九州の西海上を北上との予報なので
近畿には大きな被害は起きなさそうだが
風雨はかなり強くなるものと覚悟。

ところが、915hPaまでは発達せず
九州に接近する頃は
935～940hPa に。あれっ?　何で?

近年、天気予報は恐ろしいほど
当たっているのに、何で？

その疑問は9/8(火)の夕方のNHK-TVで解決。

台風9号が海水を攪拌し
海水温が少し下がっていたためだと（＠＠）

なるほど！

南大東島・奄美諸島・長崎などでは
高齢者も経験したことのない
非常に強い風の台風となった。

大規模停電も起きたが
昨年の千葉で起きた停電よりはましそう。

雨による被害も
昨年の19号台風と比べれば僅か。

ダムの事前放水もかなり行われたそうだし
前もって、全島避難をしたり
避難所・ホテルなどに避難した人も多かった。

合同記者会見で「特別警報級」と
警告したことは無駄ではなかったと思う。

生駒は風雨ともに大したことはなく
10号は朝鮮半島の東岸を北上し



中国北部に進み
温帯低気圧に変わった。

なのに、8(火)になっても
まだ風は強く、洗濯物がよく乾く。



これほど長く影響が続くことに驚く。

それにしても、韓国は
10日間に8.9.10号の3つの台風に襲われた。



韓国にとっても異例の事態。

あまり日本では報じられないが
被害が癒えぬうちに
次々と襲来されては
たまらないだろう。

災害がおきるたびに
「今生きているだけで丸儲け」と
感謝の念が沸き起こる。

これからも超大型の猛烈な台風が
発生しないよう
「少しでも地球温暖化を防止する生活をしよう」
との気持ちが強まる。

年々記憶力が低下しているので、
書き留めておかないと…、と思う。