米子 西野ピアノ教室 musica felice

米子市のピアノ教室・・日々思うこと徒然なるままに。
幼児から受験生、大人の方いらしてます。
音楽は心の対話ですね。

表現意欲

2010-05-29 05:55:28 | 音楽

6月19,20日はピティナコンペティション、7月31日には発表会があります。

みんなの練習もそれに向けて、だんだん盛り上がってきてますネ

コンペの曲は、バロック、クラシック、ロマン、近現代、それぞれの課題曲各3曲ずつあるので、

同じ曲を選んだ子たちもたくさんいます。

同じ曲を弾いていても、やはり弾き手によって違うもの。

音色、解釈、リズム感、呼吸、色々な要素があって自分自身の曲が出来上がっていきます。

先生から習った通りに弾けばいいというものではなく、自分がこんな風に弾きたいという、

表現意欲が大切で、それを表現するテクニックも必要です。

でも、まずは音楽ありきで、テクニックが先走っているような演奏は評価されません。

「私は、この曲をこんな風に感じているから、ここはこう弾きたい。こんな音で弾きたい。」

など、しっかり曲と向き合って、借り物ではない自分自身の音楽を表現できたらいいですね。

その時に自分の表現意欲を実現してくれるのがテクニックです。

指がよく動くだけでなく、美しい音を出すためのタッチ、腕や体の柔軟性、それらを聴きとる耳。

色々と要求されますが、これらの事は一朝一夕に出来るものではありません。

コツコツ積み上げてゆくものです。

ですから、普段の練習がとても大切になってきます。

本番になって緊張すると、ついつい体に力が入って、逆に指先に意識がいかなくなってしまうことがあります。

腰から下を安定させて、足をしっかりと床につけ、上半身を楽にし、指先に意識を集め、

肩腕を脱力させて、深く呼吸して演奏してみて下さい。

少しは緊張が解けるかも・・・

間違えることを恐れずに、思い切って演奏できるといいですね。

充分に練習したという自信も、心の助けになりますよ。

みんなの素敵な演奏を、楽しみにしています

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