ちょっと敬遠されがちなツェルニー、こんな顔をしていた人だそうですョ。
1791年2月オーストリアのウィーンに生まれ、1857年ウィーンで没しました。
ベートーヴェンが1770年生まれ、ショパンが1810年生まれということは、
古典の時代から、ロマン派の時代を生きた重要な人物だということができます。
ベートーヴェンの弟子であり、リストの教師であったツェルニーは、
偉大な2人の巨匠をつなぐ、重要な役割をはたしたと言えます。
音楽家の家系に生まれた彼は、幼少のころから大変な才能を示し、3歳でピアノを弾き、
7歳になるまでには自分で作曲したものを楽譜に記し始め、10歳になるまでに素晴らしい
音楽的記憶力を示したそうです。やはり天才少年だったんですね。
子供のころは父親からピアノを学び、主にバッハ、モーツァルト、クレメンティー
の作品を練習していたということです。
10才頃父の友人の助力によってベートーヴェンに師事することになりました。
ベートーヴェンの奏法を学びながらも、モーツァルトやクレメンティーの作品の
様式の透明感や正確さにも、深く印象付けられました。
ベートーヴェンに学び、才能を発揮したツェルニーは、多くの仕事を成し遂げました。
また、ベートーヴェンの作品の解釈には特別な評価を得ており、そのピアノ曲はすべて
暗譜で演奏することができたということです。
おもに練習曲の作曲家という印象のツェルニーですが、交響曲やオペラなど、
多くの作品も残しています。
また多くの優秀な弟子を育てたツェルニーですが、始めにも書いたように、
その中にリストもいました。
当時大変な人気を得ていた大ピアニストのリストは、自分の「才能と、成功」は、
ツェルニーのおかげであると、のちのちまで大変感謝していたそうです。
そして、決まったようにツェルニーのソナタ第1番変イ長調op.7を演奏し、
師に捧げたということです。
余談ですが、若いころのリストの人気は大変なもので、ジャニーズにも負けないぐらい・・・
あまりの素敵さに失神する貴婦人の方も続出したそうです。
そして、ツェルニーは・・・とても温和で優しい人柄だったということです。
いかがですか?
ツェルニーの練習曲で苦戦している人も多いと思いますが、彼の成し遂げた
大きな仕事…今でも皆さんのテクニックの向上に大いに役立っていますよね\(^o^)/
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