
今書いているシナリオの中に、中村正直(まさなお)という方が出てきます。
号は、敬宇(けいう)です。
彼が翻訳したサミュエルの「西国立志編」は、明治の初めに100万部以上のベストセラーになりました。
福澤諭吉の「学問のすすめ」と同じくらい有名になりました。
皇后陛下の肝いりの女子師範学校の校長でしたが、女性の自立のためにキリスト教精神を取り入れた同人社女学校も作りました。
また、目の見えない方のためにも尽くした方です。
晩年はユニテリアン派キリスト教に、変わったそうです。
この時代、活躍された方々の中には、福音的というよりも、自由主義的信仰に変わる方が、割と目立つ気がしました。
儒教や仏教の影響も、受けたそうですが、それは残念だと思いました。
最後まで、信仰を守ることができるように、祈りが必要です。