炭酸せんべいを買いに宝塚まで行ったわけではない。
地震の余震が怖かったけれど、ようやく手に入れた一枚のチケット。
「Romeo & Juliettee」雪組公演を東京宝塚劇場まで観にいったのだ。
電車は普通に動いていたが、途中何があってもいいように水とチョコレートを買っていった。
ステージは素晴らしかった。
音月桂クンのロミオは美しく、少年の純真さを表し、ダンスも歌もよかった。
実力があるトップがいると、組全体のレベルが上がるな。
そしてフィナーレ前のトップスターのソロダンス。
見せ場。美しい・・・・。
と、うっとりとしていたら、突然地震がきた。
私は2階だったので揺れが大きく感じたかもしれないが、家へ帰ってから聞いたら震度4だったそうだ。
それでも音月クン、笑顔を絶やさず最後まで踊り続けた。
万雷の拍手だったのは言うまでもない。
以前、村(宝塚)で、やはり芝居の途中で地震が起こり幕が下りてしまったことがあった。
たしか「戦争と平和」だったような。
幕前に残されたマリコちゃん(麻路さき)は演技を途中で中断。
しばらくしてから再開した記憶がある。
彼女たちのプロ根性に脱帽。
そしてもちろん、募金箱に少しばかりの気もちをいれてきた。