ちょこっと本音

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ぴんとこな

2013年07月26日 | 観劇徒然草

先週から始まったTVドラマ「ぴんとこな」を観ているのだが、どうも違和感がある。
もちろん、猿之助さんが監修しているが、どこがおかしいのだろうか。

「ぴんとこな」という言葉は歌舞伎用語では上方和事【かみがたわごと】の役柄【やくがら】の一つで、やわらかな色気を持ちながら女性的にならず、立役のきりりとした強さを持った役のことをいう。

主役の二人、玉森裕太くんと中山優馬くんのふたりともが、今どきの男の子で顔が小さいからかと思われる。
普通の高校生の制服や私服姿、浴衣姿はかっこいいのだけれど、化粧をして鬘をつけると、なんだかその顔の小さいのがやけに気になる。
昔から役者顔といわれる言葉があるけれど、これは顔が大きいというと語弊があるが、隈取をしても、白塗りをしてもそれに負けず、舞台の奥まできっちりとした立ち姿で見える。
彼らにはそれがない。
もちろん、小さい時から修行してきたわけではなく、このドラマだけのことだからしょうがない。
でも、どうしても白塗りや隈取をして鬘をつけ衣装をきると、顔が小さい分だけひょろひょろして見える。

ドラマの中でも修行中だからそれでもいいのかもしれない。
でも私にはどうしてもぴんとこない。
といいながら、歌舞伎は好きなので、ブツブツ言いながらもきっと最後まで見ると思う。
そして、彼らがどういう成長を見せるのかが楽しみでもある。
私の「ぴんとこない」が「ぴんとこな」にどこで変わるかもたのしみだ。




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