ちょこっと本音

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心の声をちょこっと文字に。

正しいファンのありかた?

2014年04月10日 | myself

グレープの最後の頃、さだまさしファンになった。
ソロになってからはアルバムが出るたびに買っていた。
そして地元の市民会館でコンサートをしたときに、誰も一緒に行く人がいなかったので弟といった。
しかしその後、宝塚に走り〇十年。
引っ越しや整理でさださんのアルバムも捨ててしまった。
(どちらにしろ、今持っていてもプレイヤーがないから聞けない)
すっかり忘れていたころに、NHKの「なまさだ」を観る機会があり、また昔のさだファンがむくむくと起き上がってきた。
やはりテレビだけではどうも物足りない。
昔の曲も収録されているCD「天晴」を購入。
それでもまだ何か物足りない。
正しいさだまさしファンならば、コンサートくらい行ったほうがいいんじゃないか。
と思い、昨日大宮ソニックシティホールへ行ってきた。
チケットも第一希望が取れなかったほどの盛況で、大宮は第二希望でやむを得ずだった。
今回は一人でいったが、夫婦連れの人も多く、宝塚と違った層の人々が群れを成していた。

また、オーケストラと一緒にやるコンサートなので、指揮者でもありアレンジャーでもある渡辺俊幸さんが指揮をとるので、これも楽しみの一つだ。
渡辺さんは私のつたない記憶によると、さださんがソロになって最初の頃は一緒に活動していたと思う。
それがいつのまにか姿をけし、気が付いたときは、TVなどでの音楽担当、また大河ドラマの作曲も手がけたりの売れっ子作・編曲、指揮者となっていた。
パンフレットを読んでわかったのだが、途中でアメリカ留学していたそうだ。
そして技術を磨いて凱旋、
私は渡辺さんのアレンジが結構好きなので、今回は相当楽しみにしていた。

開演時刻遅れること10分、ようやくオーケストラが席につき、序曲「北の国から」が始まる。
そしてさださん登場。
オーケストラっていったらこれでしょ、てな感じで、ラディツキー行進曲で客席を盛り上げる。
次に歌ったのは「主人公」。
これは私も大好きな曲。
思わずそのころを思い出して涙ぐみそうになる。
次は「天然色の化石」。これは私の空白の時の曲なので初めて聞く
そしてお馴染みのトークタイム。
これで一部の半分は使ったような気がするが、さすが面白い。
一部の最後は「つゆのあとさき」。
懐かしい歌だ。まだ頭の中で曲がまわっている。

15分の休憩をはさんで第二部の始まり。
渡辺さんの名アレンジの精霊流しで幕を開ける。
二部の話題はもっぱら山本直純さんのこと。
オーケストラと一緒に演奏をする企画を立てたのは直純さんだったそうだ。
「親父の一番長い日」を山本直純編曲で聞く。
直純さんとの楽しい話に笑い転げているうちに、だんだん終わりに近づく。
生生流転、残春、青の季節、飛梅、修二会と続き、アンコール曲は風に立つライオン。
これも長い歌だ。
あんなにおしゃべりを力いっぱいしたのに、最後のアメージング・グレースで、あの高音がでるなんて、やっぱりさださんはプロだなと、感心してしまう。(失礼なヤツ)

芝居でも、ミュージカルでも、歌舞伎でもなく、コンサートを聞きに行ったのは本当に久しぶりだった。
しかしとにかく長いコンサートだった。
15分の休憩をいれて3時間たっぷり聞かせてくれた。
家に帰り着いたのは11時過ぎ。
深夜バスの時間だった。
それでも春の宵に浮かれ浮かれて、ふわふわとしながら、歌を口ずさみながら帰った。

そうそう、正しいさだまさしファンとして、東日本大震災の募金もしてきた。
そして、また機会があれば、コンサートに行きたいと思っている。

コメント
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