今年の連休は芝居三昧。
宝塚に続いて歌舞伎を観に行く。
5月は團菊祭。
團十郎門下と菊五郎門下の勢ぞろい。
毛抜・勧進帳・魚屋宋五郎の三本立てが午前の部。
午後のほうが観たかったのだが、帰りが遅くなるので午前の部を観る。
歌舞伎のお楽しみはお弁当。
地下鉄を降りてまっすぐにお弁当売り場で、ちょっと豪華弁当をゲットする。
隣にセブンイレブンもあるのだけれど、やっぱり雰囲気は大事だよね。
お赤飯弁当、1000円也。
時間があるのでさらに地下をうろうろ。
ちょうど子供の日なので兜!
さすが歌舞伎座、立派なのを飾っているなぁ。
またまた、さらにうろうろしていると、なぜか
くまもん!
と時間つぶしをしてから客席へ。
今回は真ん中のブロックでなかなかいい席だった。
勧進帳はもう何回も観ている。
人気作品のため、上演回数も多く、歌舞伎十八番にも入っている。
安宅の関での弁慶と富樫とのやりとり。
義経が無事にここを通り抜けることができるかどうかは、弁慶にかかっている。
また「安宅関」にかけて、何回も上演されるので、「またかの関」ともいわれているとか。
でも、やはり最後の引っ込みの六法は何度でも見たい。
私は、十二代目市川團十郎丈の弁慶を、亡くなる前に観ている。
病み上がりだったので、声は気のせいか張りがなく聞こえ、引っ込みの片手六法は『大丈夫かな』と思ってしまうほど。
今回は富樫に菊之助クン。美しい!
そして弁慶は、もちろん海老蔵さま。
若いし勢いがあるので、力強さは出ているが、どことなく芸が荒い気がする。
それでも今後、年期と共にこなれて、いい味がでてくるのだろうか。
今回の引っ込みは安心して観ていられた。
歌舞伎はやっぱり面白い。
この休日も、たっぷり楽しんだ。